最終更新日:2022年07月15日
ブランドバッグを買取に出す際に、汚れに気づくこともあるでしょう。表面の目立つ汚れ、裏地に付いたシミなど、そのまま査定に出してもよいか、それともクリーニングを行うべきか悩む方は少なくありません。また、汚れていると査定額が低くならないか不安に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、汚れたブランドバッグが買取してもらえるかどうかから、ブランドバックの汚れの種類、汚れたアイテムをできるだけ高く売る方法までを紹介します。
目次
ブランド品の買取において、商品の状態は、買取の可否や査定額に大きく影響します。商品の種類・ブランドによっては、多少傷や汚れがあっても買い取ってくれるお店が多いですが、あまりに汚れがひどいと査定してもらえない場合もあります。
なお、ブランドバッグについては、中古品に対して「多少状態が悪くても使えればよい」と考える人も多いため、汚れがあるものでも比較的需要が高いと言ってよいでしょう。ただし、汚れた商品は、汚れのない商品と比べて、買取価格が下がることが一般的です。
汚れや傷などがあり状態が悪くても、人気ブランドの商品や希少性の高い商品の場合、高額査定を狙えるかもしれません。以下は、代表的なブランドと、特に高額査定を狙える商品をまとめた表です。
エルメス | バーキン・ケリーなどの人気商品の場合特に高額となる。 |
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ルイ・ヴィトン | スピーディやキーポルなどの人気モデルのほか、ダミエ柄やモノグラム柄など定番デザインの商品が高額となる傾向。 |
グッチ | オールドグッチと呼ばれる1980年以前の商品は特に希少価値が高いと言われている。 |
シャネル | マトラッセなどヴィンテージシャネルと呼ばれる1980~1990年代に流行したバッグが特に人気。 |
希少性に加え、購入時に付属した外箱やギャランティカード、保存袋などがそろっているかどうかも重要となります。売りたい商品について、希少性や付属品などをあらかじめ調べておくと、納得のいく価格で売ることができるでしょう。
ブランドバッグの汚れと言っても、さまざまな種類があり、原因が分かれば汚れを防いだり落としたりできる可能性があります。
ここでは、ブランドバッグが汚れる代表的な原因を3つ紹介します。手元にある商品の汚れがどのようなものか、査定前に一度確認してみましょう。
バッグに使われている、かし剤と呼ばれる薬剤や、エナメル・ナイロンなどの化学素材が、湿気を吸収してベタ付くことがあります。ベタつきが発生する仕組みは、加水分解と呼ばれる化学反応です。空気中の水分と素材に含まれる化学物質が反応し、分解されベタつく物質が生成されます。分解された部分が乾燥すると、表面がひび割れ剥がれやすくなる恐れがあります。
また、ベタついた部分にホコリなどが付着すると取れにくく、より汚れた印象となる点にも注意が必要です。バッグを保存する際は、風通しのよい場所に保管し、湿気には注意しましょう。裏地部分やポケット内部にベタつきが発生するケースもあるので、普段使わない部分にも風を当てることが大切です。
布製のバッグや一部に布が使われているバッグは日常使いしていると、気づかないうちに飲食物やペンのインクなどの汚れが付くことがあります。表面だけでなく、内部や、底面などにも汚れがないか確認しておきましょう。
水溶性のインクや汚れの場合は、洗濯や市販のシミ抜き剤で落ちる場合がありますが、素材によっては、家庭での洗浄が難しいケースもあるため注意が必要です。
また、革や化学素材と組み合わせて作られたバッグの場合、接着剤が溶け出して汚れの原因となる場合もあります。接着剤は湿気の多い環境で水分を含み溶けることが多いため、バッグはできるだけ風通しのよい場所で保管しましょう。
革製品は使い込むと、深い味わいが出る一方で、角の擦れや表面の色褪せが目立ってくることもあります。擦れた部分に汚れがたまると、さらに状態が悪く見えます。
革製品は、染料や顔料を使って染色されているものが一般的です。水濡れや摩擦などにより表面の着色料が落ち、汚れたような印象となる場合があります。また、色移りしやすい衣類と擦れ、革に色が付いてしまうこともあります。
バッグの持ち手などは、黒ずみが発生しやすい部分です。黒ずみの主な原因は、手汗や手垢などの汚れです。また、飲食物や化粧品などの油分や表面の擦れも黒ずみの原因となります。
日常的に使うアイテムの場合、黒ずみを防ぐことは簡単ではありません。しかし、こまめに手入れをしたり、濡れた手や汚れた手で触らないようにしたりするだけで、ある程度黒ずみを軽減することは可能です。
バッグの表面や持ち手に白いホコリのようなものがビッシリと付いている場合、カビが生えている可能性があります。湿度の高い環境で保管していると、カビが発生することがあり、見た目が悪くなるだけでなく、ニオイも気になります。
普段から風通しの良い環境で保管することを心がけましょう。カビが生えてしまった場合は、布で拭き取ったり、陰干ししたりするのがおすすめです。
ブランドバッグは汚れがある場合、通常よりも買取額が低くなる傾向にあります。しかし、持ち込む前に、手入れをしたり、持ち込むお店を吟味したりすることにより、より高い査定額を目指せるでしょう。
ここでは、汚れたブランドバッグをできるだけ高値で売るための方法を3つ紹介します。
多少の汚れであれば、自宅での手入れによってある程度きれいにできます。表面のホコリを柔らかい布で拭き取るほか、硬く絞ったふきんなどでさっと拭いた後よく乾かすとよいでしょう。
ただし、無理に洗濯したり、修繕したりすると、商品の状態を悪化させてしまうケースもあるため注意が必要です。拭き掃除をする際も、ゴシゴシこすってはなりません。品質表示などを確認し、適切な手入れを行いましょう。
特に、革製品のメンテナンスは特殊な薬剤や専門的な技術が必要で、失敗すると変色する恐れもあるためできるだけ避けましょう。業者に依頼するという手もありますが、100%成功するとは限りません。買取査定に出したい場合は、自宅でのメンテナンスにとどめておくことがおすすめです。
人気ブランドの商品や希少性の高い商品の場合、状態に関係なく買取してもらえることが多いものの、業者によっては汚れていると査定不可となるケースもあります。
汚れた商品を売りたい時は、同程度の状態の商品を査定してくれる買取店を選ぶのが重要です。状態の悪い商品の買取を実施しているかどうかは、買取実績などを確認するとよいでしょう。特に写真付きで実績が掲載されている場合、どの程度の汚れ・状態の商品まで買取ってもらえるかが明確に分かります。
また、売りたい商品のブランドを扱っているかにも注目しましょう。特定のブランドを専門に扱っている・買取を強化している場合、多少状態が悪くても買取ってもらえる可能性が高いと言えます。
ブランドバッグを買取査定に出す際は、1店舗のみに持ち込みその場で売るのではなく、複数の買取業者に持ち込み、納得できる価格で手放すことがおすすめです。特に、汚れた商品の場合はお店によって査定額が変わります。商品の状態を評価する基準は、お店によって大きく異なり、あるお店では買取不可、もしくは1,000円以下の見積もりのものが、別の店舗では数万円となるケースもあります。足を運ぶのが面倒な場合は、宅配サービスなどを実施するお店を選ぶこともおすすめです。
また、事前に商品の相場を確認しておくことも重要です。定価やきれいな状態での買取相場などを把握しておけば、査定額が妥当かどうかの判断にもつながるでしょう。
ブランドバッグは多少汚れていても、ブランドの人気度やアイテムの希少性が高ければ買取可能となるケースが多いと言われています。また、ブランドバッグに付く汚れは多岐にわたるため、普段から保管方法や使用環境には注意することが大切です。査定に出す際は、自宅でできるメンテナンスを行った上、汚れた商品も査定可能な買取店を探し、複数店舗に持ち込みましょう。
「買取本舗七福神」では、汚れたブランドバッグなどボロボロの商品も積極的に査定させていただきます。他社で断られた場合や、捨てるか悩んでいる場合も、ぜひお気軽にお持ち込みください。