最終更新日:2021年04月06日
ネックレスは金属製であるため、長く使用するとサビや変色が目立ち始めます。ネックレスに生じるサビは、家庭にある「中性洗剤」「酢」「塩」「重曹」「歯磨き粉」などを利用して、簡単に落とすことが可能です。
この記事では、ネックレスにサビが発生する原因・家庭で簡単にできる6種類のお手入れ方法・ネックレスのサビを予防する方法を紹介します。日頃からこまめにお手入れをし、大切なネックレスをきれいな状態で使用しましょう。
「サビ」とは、金属が腐食することによって生じる酸化物のことです。
ネックレスは金属でできているため、腐食によりサビが発生する場合があります。ネックレスに発生するサビの主な原因は、下記の通りです。
●空気
空気中には、多くの酸素・水蒸気が含まれています。ほとんどの金属は、純金属として存在できないため、酸素と結合した「酸化物」の状態で存在することが一般的です。
一方で、日常で使用される金属製品は工程の過程で脱酸素化されています。脱酸素化された金属製品は、空気中の酸素・水分と反応して酸化が進むため、サビが発生します。
●汗や皮脂
汗や皮脂には「硫黄」の成分が含まれており、硫黄成分は金属と反応します。ネックレスは素肌と直接触れる部分が多いため、汗や皮脂の影響を受けて錆びやすくなります。
高温多湿地域で販売されるアクセサリーは、あらかじめコーティング加工されている場合が多い傾向です。
●温泉や入浴剤
温泉や入浴剤に含まれる硫黄成分にも注意しましょう。ネックレスをつけたまま入浴すると、硫黄成分と反応し、ネックレスに黒ずみや変色が起こる恐れがあります。
また、石鹸・ボディーソープ・シャンプーなどの洗い残しもネックレスを傷める原因の一つです。温泉やお風呂に入るときは、ネックレスを必ず外すよう心がけてください。
●化粧品や香水
化粧品や香水に含まれる成分も、ネックレスの金属部分を腐食させる場合があります。ネックレスの着用後は、肌と接触する部分を中心に軽く拭くことがおすすめです。
上記で示したサビの発生原因は、ネックレス以外のゴールドアクセサリー・シルバーアクセサリーなど、さまざまなジュエリーに共通するため、覚えておきましょう。
ネックレスのサビは、以下のものを使用して落とすことができます。
以下では、ネックレスのサビ取り方法6種類と、それぞれの注意点を紹介します。お家にあるもので、ネックレスのサビを簡単に取りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【中性洗剤を使用してサビを落とす方法】
1 | 40℃ほどのお湯に中性洗剤を少量入れ、かき混ぜる |
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2 | ネックレスを20分ほどつけ置きする |
3 | 毛先の柔らかい歯ブラシや綿棒などで汚れを落とす |
4 | 柔らかい布で水分を十分に拭き取り、自然乾燥させる |
洗剤を使用する際は、酸性洗剤・アルカリ性洗剤ではなく「中性洗剤」を使用してください。また、汚れを落とすときには、ネックレスに傷をつけないように優しく洗浄しましょう。
【酢を使用してサビを落とす方法】
1 | 1Lほどの沸騰させたお湯に酢を100g入れ、よく混ぜる |
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2 | ネックレスをしばらく入れておく |
3 | 柔らかい布で水分を十分に拭き取り、自然乾燥させる |
お湯と一緒に丸めたアルミホイルを入れると、サビがより落ちやすくなります。
酢を利用した方法は、特にゴールドやシルバーのネックレスに適した方法です。サンゴや真珠のネックレスの洗浄には適していないため、注意してください。
【塩を使用してサビを落とす方法】
1 | 少し深めの容器の底に、アルミホイルを敷く |
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2 | 50gほどの塩を入れ、お湯を注ぎ入れる |
3 | ネックレスを入れ、1分ほど置く |
4 | 柔らかい布で水分を十分に拭き取り、自然乾燥させる |
塩を利用した方法は、サビ取りに要する時間が短い点が特徴です。塩自体も手に入れやすいため、家庭でも簡単に取り入れることができます。
【重曹を使用してサビを落とす方法】
1 | 少し深めの容器の底に、アルミホイルを敷く |
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2 | スプーン1杯の重曹を入れ、60~80℃のお湯を200mlほど注ぎ入れる |
3 | ネックレスを入れ、少し置いておく |
4 | 柔らかい布で水分を十分に拭き取り、自然乾燥させる |
重曹は、弱アルカリ性の成分です。そのため「酸性の油汚れ」の洗浄に効果があります。サビ・皮脂汚れも酸性であるため、重曹を使うことでネックレスの黒ずみなどをきれいに落とすことが可能です。
重曹を利用した洗浄方法の流れは、基本的に塩の洗浄方法と同じであるため、塩で十分にサビが落ちなかった場合などに、行うとよいでしょう。
【歯磨き粉を使用してサビを落とす方法】
1 | 少量の歯磨き粉を、毛先が柔らかくなった歯ブラシやティッシュにつける |
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2 | ネックレスを優しく磨く |
3 | 流水でネックレスをすすぐ |
4 | 柔らかい布で水分を十分に拭き取り、自然乾燥させる |
塩・炭が多く含まれる歯磨き粉は、ネックレスを傷つける恐れがあるため、使用を控えてください。
また、歯磨き粉には研磨剤が配合されています。強く磨くとネックレスを傷める原因となるため、注意しましょう。「メッキ加工」が施されたネックレスにも適していない方法です。
【クリーナーを使用してサビを落とす方法】
1 | クリーナーを適量取り、容器に入れる |
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2 | ネックレスを入れ、洗浄する |
3 | 流水でネックレスをすすぐ |
4 | 柔らかい布で水分を十分に拭き取り、自然乾燥させる |
アクセサリー用の専用クリーナーは、極力「液体タイプ」を使用しましょう。液体タイプのクリーナーであれば、細かな部分にまで洗浄成分が届きやすくなります。
なお、上記は一般的な液体タイプクリーナーの洗浄方法です。商品により使用方法が異なるため、クリーナーの説明書を読んだ上で使用してください。
ネックレスのサビは、日頃の利用方法に少し手間を加えることで、ある程度予防できます。
下記では、ネックレスのサビを予防するための3つの方法を紹介します。
●着用後にきれいな布で拭く
ネックレスを着用した後は、その日のうちにきれいな布で拭きましょう。
ネックレスを一日着用することで、ネックレスは空気・汗・皮脂・化粧品・香水などの影響を大きく受けます。特に、夏に着用する際は汗の影響が大きくなるため、手入れをこまめに行いましょう。
●料理をするときはネックレスを外す
料理中は、高温の火や油を扱うことが多いため、ネックレスを傷める恐れがあります。
また、漂白剤などの洗剤類の付着・食材や料理の付着・水濡れなども、ネックレスのサビ・変色の原因になるといわれています。
●密閉した場所で保管する
ネックレスを空気に触れたままにすることで、サビが発生しやすくなります。ビニール袋などを利用し、できるだけ密閉した空間で保管しましょう。
アクセサリーは、イエローゴールド・ピンクゴールド・シルバー・ステンレスなどの素材や、メンズ・レディースなどの種類を問わず、毎日のケアが大切です。大切なネックレスを長く使用するためにも、上記の方法を活用してみてください。
ネックレスのサビは、空気中に含まれる酸素や水分・皮脂や汗などが原因で発生します。中性洗剤・酢・塩・重曹などを利用してサビを落とすことができるため、定期的にメンテナンスを行いましょう。
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