最終更新日:2021年03月08日
18金は、銀・銅などの配合によって色や雰囲気が大きく変わるため、さまざまなアクセサリーに使われています。しかし、「18金」や「18K」という表記や、18金と10金という純度の違いが何を示すのか、よくわからない人もいるでしょう。また、18金は黒ずみや変色が発生しやすいため、日頃のお手入れが欠かせません。
当記事では、18金とはどういう金なのか説明したのち、表記や純度の違い、汚れる原因別に適したお手入れ方法を紹介します。18金を高値で買い取ってもらうコツも解説しているため、18金アクセサリーを持っている人は参考にしてください。
18金とは、全体の75%が金、残りの25%が銀と銅でできている合金です。
純金(24金)は柔らかく、傷がつきやすく変形しやすいという性質があります。そうした純金のデメリットをカバーするために、純金に銀や銅を混ぜることで強度を高め、ジュエリーなどに加工しやすくした素材が18金です。また、18金は金の純度が高く、金属アレルギーを起こしにくいという特徴もあります。
丈夫さと加工のしやすさに加え、安全性も高い18金は、ジュエリーだけでなく幅広い用途で使われています。
18金の刻印には「18金」「18K」「K18」という3つの表記があります。「18金」と「K18」は日本国内で製造された金製品に、「18K」は海外で製造された金製品に使われます。
基本的に、どの表記も純金75%、混合物25%であることを表します。ただし、海外で製造された金は日本製より信頼性が低いことも多く、「18K」表記でも実際は金の含有率が75%に満たないケースも存在します。
金が75%以上含まれている信頼できる金製品を買いたいときは、「18金」もしくは「K18」表記を選ぶと安心です。
18金は、金の純度や比率によって色が変わることが特徴です。そのため、18金・10金という純度はもちろん、金以外に配合されている金属の比率によって色の印象も大きく異なります。また、金属の成分や配合は各ジュエリーブランドでも異なります。
18金の代表的なカラーバリエーションごとの特徴は、下記の通りです。
・ピンクゴールド(PG)
ピンクゴールドは、純金のほかにパラジウム・シルバー・銅・亜鉛が配合された金です。ローズゴールドとも呼ばれる、女性らしい雰囲気が特徴のピンク系の色です。銅を多く含んでいるため硬度が高く、傷がつきにくいという特徴があります。金の割合が多いほど薄くて優しいピンク色に変わることから、10金よりも18金のピンクゴールドのほうが温かみのある色合いです。
・イエローゴールド(YG)
イエローゴールドは、18金であればシルバーと銅が、10金であればシルバーと銅に加えて亜鉛が配合されています。純金の色に近いイエローベースの金色で、日本人の肌色になじみやすいことが特徴です。変色に強く硬度も高いため、結婚指輪などによく使われ、男女問わず愛される人気のゴールドです。金の割合が多い18金は金本来の黄金色に近くなり、10金は淡い印象の色となります。
・ホワイトゴールド(WG)
ホワイトゴールドは、パラジウム・シルバー・銅・亜鉛が配合されています。プラチナのような白に近いカラーが特徴です。表面はロジウムでコーティングされているため、18金でも10金でも高級感のある輝きと色合いは変わりません。
このように、金属の含有量によってゴールドの色や風合いは大きく変化します。使うシーンやファッション、好みに合わせて選べる点も、18金の魅力です。
金は劣化しにくく耐久性のある素材といわれていますが、18金は金以外の素材を配合しているため、黒ずみや変色などが生じる可能性があります。ゴールドジュエリーをきれいに保つためには、日頃のケアが大切です。特に、柔らかい布で拭いても落ちない汚れは、適切なケアを施しましょう。
ここでは、18金が汚れる原因と、それぞれのお手入れ方法を紹介します。
18金の黒ずみの多くは、汗や皮脂が原因です。18金に含まれる銀や銅などの金属に汗や皮脂がつくと、化学変化により酸化を引き起こします。
18金のリングやネックレスを使用したあとは、その都度汚れを拭き取り、皮脂や汗を残さないことが大切です。18金のアクセサリーに傷がつかないよう、柔らかい布や眼鏡拭きなどでお手入れしましょう。
また、ひどい汚れがついてしまったときには、中性洗剤を使ったつけおき洗いがおすすめです。ぬるま湯と中性洗剤を1:1の割合で混ぜ、18金のアクセサリーを5分間ほどつけておきます。汚れと洗剤をしっかり水で洗い流し、最後に柔らかい布で水気を拭き取ってください。
18金は塩素系の漂白剤に非常に弱い素材です。18金に含まれる銅が塩素に弱いため、塩素が付着すると黒ずみを引き起こします。
そのため、塩素系の漂白剤などを使用するときは、必ずアクセサリーを外しましょう。万が一塩素が付着してしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。
塩素が付着して黒ずみが起こってしまった場合、自分で対処することは困難です。ジュエリーショップに持ち込むなど、専門知識を持った人に相談しましょう。それでも、場合によっては完全に黒ずみを落とすことができない可能性があります。塩素の含まれた薬品を扱うときは、十分に注意してください。
18金に含まれる金属は、空気に触れることで酸化します。そのため、身に着けていない状態でもいつの間にか変色しているケースは多く、取扱や保管には注意が必要です。
できるだけ温度と湿度の低い場所で保管することで、酸化に伴う変色を防ぐことができます。空気になるべく触れさせないために、小さなジップロックに入れて保管する方法も有効です。
酸化によって変色してしまった場合は、「酸化還元反応」と呼ばれる方法を使うことで変色を抑えることができます。酸化した18金のアクセサリーをお酢やレモン汁に浸すと、化学反応が起こって変色が改善します。
ただし、ダイヤモンドなど宝石がついているアクセサリーは水分により劣化する恐れがあるため、貴金属専用の磨きクロスを使って磨きましょう。
18金のアクセサリーは、買取店でも需要が高い人気アイテムです。定番商品のため買取価格も安定していますが、もっと高値で売るためにはコツがあります。
・買取実績が多い店を選ぶ
18金のアクセサリーは、その日の金相場だけでなく、金の純度・デザイン・宝石の有無などさまざまな要因で価値が決まります。買取実績が豊富な店は、18金アクセサリーの鑑定知識や買取相場に詳しいため、適正な買取価格が期待できるでしょう。リサイクルショップの中には、金の品質を見抜けない業者もいるため、持ち込む際は注意が必要です。
・複数の店に査定を依頼する
貴金属買取は、店舗によって手数料や査定方法が異なります。同じアイテムでも店舗のルールによって買取価格が異なるため、売却時は複数の店に査定を依頼することがおすすめです。信頼できる買取専門店を見つけることで、正しい相場価格での買取が期待できます。
買取本舗七福神では、高額買取と明朗会計をモットーに、これまで数多くの金製品を買い取ってきました。土日・平日を問わず、積極的に18金アクセサリーを買取中です。店頭買取、宅配買取ともに査定は無料で行っています。18金アクセサリーの売却を検討している人は、ぜひ買取本舗七福神をご利用ください。
18金は、純度や素材ごとにさまざまな種類がある人気の金素材です。18金は純金以外の金属が混ざっており、いつまでも美しさを保つためには日頃のお手入れが大切です。18金アクセサリーを高値で売りたいときは、買取実績が多い店を選び、複数の店に査定を依頼しましょう。
金の買取実績が豊富な買取本舗七福神では、18金アクセサリーの査定を無料で行っています。「他店では買い取ってもらえなかった」「状態が悪くて金としての価値があるのかわからない」という場合は、お気軽にご相談ください。