最終更新日:2021年03月08日
ピンクゴールドは、純金に銅などを混ぜた合金の一種です。ピンク系の優しい色合いであり、純金よりも丈夫な性質を持っているため、アクセサリー素材として人気があります。
当記事では、ピンクゴールドの特徴や基礎知識をわかりやすく解説します。ピンクゴールドの変色を防ぐお手入れ方法や、ピンクゴールドのアクセサリーを高く売る方法も紹介しているため、「ピンクゴールドのアクセサリーをいつまでも美しく保ちたい」「ピンクゴールドを高値で売りたい」と思っている人は最後まで読んでみてください。
ピンクゴールドは、純金(24K)に銀・銅・パラジウムを混ぜて作られた合金です。ホワイトゴールドやイエローゴールドと比べてピンク系の温かみのある色合いや肌なじみのよさ、優しい雰囲気が特徴です。
かわいらしい印象からアクセサリーの素材として人気が高く、特に女性向けのリングやダイヤモンドペンダントの素材としてよく使用されます。
金は、純度や割金の配合率によって色合いが変わる貴金属です。特に金の純度は色味の雰囲気に大きく影響を与え、金の比率が高いほどピンク色が薄くなります。
・18Kのピンクゴールドの場合
金の純度が高いためピンク色は淡く、より優しい雰囲気となります。温かみのある色合いで、さりげないピンク色が特徴です。
・10Kのピンクゴールドの場合
銅の含有率が高いため、銅色が濃くなります。18Kと比べてはっきりとしたピンク色になり、よりかわいらしいイメージを与えます。
なお、同じメーカーのピンクゴールドでも色合いが異なることがあり、ピンクゴールドの色を一概に決めることはできません。
華やかで女性らしい色合いが人気のピンクゴールドは、ファッションジュエリーから婚約指輪まで、さまざまなアイテムに使われています。ただし、ピンクゴールドは純金に銅を中心に混ぜた合金であることから、取り扱いの際には注意が必要です。
ここからは、耐久性や色の変化など、ピンクゴールドの特徴を解説します。
ピンクゴールドは、純金に比べて硬く、耐久性が高いという特徴があります。金は、純度が高くなるほど柔らかくなるという性質を持つ素材です。純金で作ったアクセサリーは曲がったり傷ついたりしやすく、普段使いには不向きとされています。
ピンクゴールドに配合されている銅は硬度の高い金属であり、純金に混ぜることで強度が高まります。アクセサリーにしても傷がつきにくく変形しにくいため、結婚指輪のように毎日付けるアイテムと相性のよい素材です。
18Kのピンクゴールドより10Kのピンクゴールドのほうが金の純度が低いため、耐久性はより高くなります。ピンクゴールドを選ぶときは、色合いだけでなく硬さの違いにも着目してみましょう。
ピンクゴールドは、人によって金属アレルギーを起こしやすい素材です。ピンクゴールドに含まれる銅とパラジウムは金属アレルギーの原因になりやすいといわれており、アレルギー体質の人は注意が必要です。
金属アレルギーは、汗などの体液により溶けた金属イオンが、体内のタンパク質と結合してアレルゲンとなることで起こります。そのため、皮膚組織に直接金属が触れるピアスや、汗をかきやすい首に付けるネックレスは、金属アレルギーが起きやすいアイテムです。
金属アレルギーの主な症状は、かゆみ・痛み・赤み・湿疹などです。ピンクゴールドの製品を身に付けていて、肌に金属アレルギーの症状が出たら、すぐに着用をやめて医師に相談してください。
ピンクゴールドは、経年劣化によって変色しやすい素材です。純金自体は何年経っても色や輝きに変化のない素材ですが、ピンクゴールドに含まれる銅・銀・パラジウムは変色する性質を持っています。そのため、どれだけ金の純度が高くても、ピンクゴールド製品の変色は避けられません。
ピンクゴールドの変色の主な原因は、銅の酸化です。酸素に触れて酸化した銅は、黄色や茶色っぽい色合いに変化します。最近のピンクゴールドは酸化防止加工が施されており、変色が起こりにくいとはいえ、長く使っているうちに変色する可能性はゼロではありません。
ピンクゴールドの特徴である変色を防ぐためには、定期的なお手入れが必要です。しっかりケアして使っていれば、ピンクゴールドのきれいな色合いを長くキープすることができます。
ここからは、ピンクゴールドの変色を防ぐためのお手入れ方法を2つ紹介します。
ピンクゴールドの変色は、銅や銀などの酸化によって起こります。酸化の原因となる皮脂汚れや化粧品などをしっかり拭き取ることで、ピンクゴールドの変色を防ぐことが可能です。
ピンクゴールドは純金に比べて硬く、傷つきにくいものの、ティッシュや目の粗い布で拭くと、細かな傷が増えてくもりの原因となります。お手入れの際には、ジュエリー専用クロスや眼鏡拭き、セーム革などの柔らかい布を必ず使いましょう。
ピンクゴールドの変色やくもり、小傷が目立ってきた場合は、専用の磨きクロスを使用すると輝きが戻ります。ただし、毎日のお手入れで磨きクロスを使用すると、金属が徐々にすり減ってしまいます。
普段のお手入れは柔らかい布を、変色などが気になったときだけ専用の磨きクロスを使うことで、ピンクゴールドの美しさを長くキープできます。
定期的にクリーニングすることも、ピンクゴールドの変色防止に効果的です。ぬるま湯と中性洗剤を1:1の割合で混ぜた液体に、ピンクゴールドを5分ほどつけ置きし、水でしっかりすすいでください。濡れたピンクゴールドは柔らかい布で水気を拭き取るだけでOKです。
薄めた中性洗剤でつけ置き洗いすることで、ピンクゴールドに付着した皮脂や油汚れを落とすことができます。つけ置き洗いだけで汚れや油分が十分落ちるため、こすり洗いをする必要はありません。ピンクゴールドをこすって洗うと傷や劣化の原因となるため、洗浄の際は優しく取り扱いましょう。
なお、ダイヤモンドやカラーストーンなど宝石付きのアイテムは、留め具の劣化につながるため、中性洗剤で洗うお手入れ方法は不向きです。
参考サイト:贈り物ならantina gift studio
ピンクゴールドのアクセサリーは安定した需要があり、買取でも人気の素材です。ピンクゴールドのアクセサリーを高く売るポイントには、下記の3つがあります。
・日頃からお手入れを行う
ピンクゴールドは経年劣化によって変化しやすい素材です。日頃からこまめなお手入れを行い、美しい状態をキープしておけば、高価買取が期待できるでしょう。
・付属品も一緒に出す
アクセサリーの箱やブランド証明書、鑑定書などの付属品があると、買取金額がアップします。付属品が揃っている場合は、忘れずに一緒に出しましょう。
・買取実績が多い店を選ぶ
ピンクゴールドの価値は、金の価値だけでなく、ブランドの人気やデザインのよさなどで決まります。ピンクゴールドの買取は、宝石の専門知識と買取実績が豊富な店を選びましょう。
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ピンクゴールドは、優しいピンクの色合いが人気の素材です。純金の割合によってピンクの色味が異なるため、同じピンクゴールドでもさまざまなカラーを楽しめます。経年により変色しやすいという特徴があるため、こまめなお手入れを心がけましょう。ピンクゴールドのアクセサリーを高く売りたいときは、買取実績が豊富な店に持ち込むことをおすすめします。
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