最終更新日:2021年06月01日
手元に金色のジュエリーやアクセサリーがあるものの、金でできた製品か、金メッキであるかがわからない方は多いのではないでしょうか。製品の内部まで金でできている場合と、金メッキが施されている場合では売却時の価値評価が大きく異なるため、区別することが大切です。
この記事では、金と金メッキを自分で判別する4つの方法や、貴金属で偽物の可能性がある3つのケースについて解説します。金製品かどうかを確認した上で買い取りの査定に出したい方はぜひ参考にしてください。
内部まですべて金で作られた製品と、メッキ加工が施された製品では、物質としての性質が異なります。メッキ加工が施された製品は、内側が金以外の金属で作られているため、金と区別することが可能です。
ここでは、自宅でできる金製品とメッキの見分け方を4種類紹介します。
本物の金製品と、表面だけが金色の製品は見分けが難しいことから、メーカーは製品に刻印を入れていることが一般的です。製品に刻まれた刻印を確認することで、内部まで金でできた製品とメッキ製品を見分けられます。たとえば、「K18」は18カラットの金を表す刻印です。カラットは24分率で金の純度を表す単位で、18カラットの金製品には百分率で75%の純金が含まれます。
ただし、「18K」とKが数字のあとに位置する刻印は、偽物であるリスクが高いため注意が必要です。18Kは「あとK」と呼ばれ、国内で古い時代に作られた金製品や、東南アジアなどの海外で作られた金製品に多く見られます。「あとK」の中には、まれに金の含有比率が実際と異なる偽物が紛れている傾向です。そのため、刻印が「あとK」の場合は別の方法で金とメッキを見分ける必要があります。
金製品は、純度が高いほど金特有の色味を持つことが特徴です。インゴッドなどの純金は、オレンジに近い深みのあるイエローとなります。金の純度が下がるほどオレンジの色味が減り、明るいイエローになる傾向です。全体の半分以上が銅などの金以外の物質で構成される場合、金特有の輝きを失い、色味が暗くなります。
一方、メッキの製品は色味が薄く、表面にてかりが見られることが特徴です。また、経年劣化したメッキは表面に傷がつき、内側にあるベースの材料が露出しているケースもあります。確実に金だとわかっている製品が手元にある場合、本物の色味と比較することによって、金とメッキを見分けることが可能です。
金属は、種類によって重さが異なります。同じ体積で比較した場合、金はほかの金属と比べて質量が大きい物質です。手に持った感触として、小さな体積であっても重みを感じる場合は、金である可能性があります。
ただし、リングなど小さなアクセサリーでは、重さの感覚で金とメッキを見分けることは困難です。物質1立方センチメートルあたりの質量は「比重」と呼ばれ、純金の比重は19.32となっています。そのため、製品の体積が確認できる場合は、比重を調べることで金とメッキを判別することが可能です。製品に金以外のパーツが含まれているケースでは、全体としての比重が変わってしまうため、ほかの方法と組み合わせて判別しましょう。
純金や、金製品と混合して使用される銀、銅などの金属は磁石に反応しません。一方、金メッキ製品のベースとして使われている金属は、磁石に反応する可能性があります。磁石を近づけた際に引き寄せられた製品は、メッキである可能性が高くなります。
ただし、金メッキ製品のベース部分に銀や錫などが使用されている場合、メッキであっても磁石に反応しません。また、作られた年代が古い金の中には、磁石に反応する金属と混合して作られた製品もあります。そのため、磁石による判別はほかの方法と組み合わせることが無難です。
金製品の中には、金とメッキの見分け方を実践しても見抜けない偽物が含まれる場合があります。偽物の貴金属は価値が低く、本来の貴金属と異なり査定額が下がるか、値段がつかないこともめずらしくありません。
ここでは、偽物とされる金製品によく見られる3つのパターンについて解説します。
製品の表面に「K18」など金を表す刻印があるものの、実際の中身が金以外の場合は偽物です。金以外の金属表面にメッキ加工を施したうえで、金と偽った刻印が表示されている貴金属は、偽物と言えます。
メッキ加工が施された製品には、金メッキを表すGPをつけた「K18GP」などの刻印を表示することが正式な規則です。しかし、偽物の貴金属ではGPを除いた刻印が表示されている場合があります。メッキであることを隠すため、金と同じく比重の大きいタングステンなどの金属がベースに使われることも特徴です。
貴金属の偽物の中には、実際の含有量よりも多くの金が含まれているかのような刻印が表示される場合もあります。「K18」と表記されているにもかかわらず、実際は12カラットの金である場合などは品質を偽っているため、偽物です。
日本国内では金の刻印に関する厳しい基準が設けられているため、市場に出回る金製品が偽物である可能性は低くなっています。新品の貴金属を購入した場合、それが偽物であるリスクはほぼありません。金製品の刻印を偽る方法は、中古業者を騙すために用いられる手口の1つです。
複数のパーツで構成されるゴールドアクセサリーでは、製品の一部に偽物の金が使用されているケースがあります。留め具やチェーンの接続部分など、見た目が金色であっても実際はメッキの場合、純粋な金製品としては扱われません。
本体部分に金製品の刻印がある場合、金以外の素材で作られたパーツは見落とされやすい傾向です。そのため、アクセサリーを鑑定する際はパーツまで含めたチェックが重要となります。
手元にある金色の製品が本物の金かわからない場合は、貴金属の鑑定技術を持つ買取専門店への査定依頼がおすすめです。「買取本舗七福神」では、金や金を使用した宝飾品などの査定・買取を行っています。
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内部まで金で作られた製品と、表面だけが金で作られたメッキ製品は、性質の違いを利用して見分けることができます。金製品に表示された刻印や色味、重さなどのほか、磁石を使って、金とメッキを見分けてみましょう。
ただし、金の刻印があっても実際は金メッキであるなど、偽物の貴金属も存在します。そのため、金を売却する際は貴金属が本物であるか確認することが大切です。
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