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偽物のブランド品の見分け方は?
アイテム別のポイントと購入のリスク

最終更新日:2022年04月20日

近年はネットオークションやフリマアプリなどで、気軽にブランド品の売買ができる時代となりました。しかし、市場にはコピー商品も蔓延しており、ブランド品の取引を行う際は細心の注意を払う必要があります。被害に遭わないためにも、偽物のブランド品の見分け方について知識を備えておきましょう。

当記事では、ブランド品の偽物の見分け方と、偽物のランクやリスクについて詳しく解説します。また、偽物のブランド品を避ける方法にも触れるため、ブランド品を購入する際の参考にしてください。

 

1.ブランド品の偽物の見分け方

ブランド品の本物と偽物は、一見同じに見えても、じっくり調べるとさまざまな違いがあります。下記は、ブランド品の偽物を見分ける際に必ず確認したいポイントです。

【偽物を見分ける基本的なポイント】

  • ブランドのロゴマークやフォント
  • シリアルシールの有無や、シリアルナンバーの刻印
  • 裁縫の精巧さ
  • 素材の質

偽物のブランドマークは本物に似せているものの、デザインに微妙な違いが見られます。線の細さや大きさを、じっくりと比較しましょう。また、シリアルシールやシリアルナンバーに不審な点があれば、偽物の確率が高いと言えます。あり得ない数字やアルファベットが入っていないか、字体が正しいかなどを確認してください。

さらに、偽物は縫製が雑で安価な素材を使用しているケースが多いため、ほつれや柄のズレ、ナイロンの独特な臭いなどで見分けることができます。

以下では、ブランド品の偽物の見分け方を、商品のジャンルごとに詳しく解説します。

 

1-1.バッグ・財布

偽物のブランドバッグや財布は、既製品の部品をつなぎ合わせていることが多く、全体的なバランスが悪い傾向にあります。下記は、バッグ・財布の偽物の見分け方です。

【偽物のブランドバッグ・財布の特徴】

  • 内部の縫製が雑で、ステッチ(縫い目)が粗い
  • 内ポケットやタグの位置、大きさが異なる
  • スタッズの配置が異なる
  • ファスナーのサイズ・ボタンやビスなどの形状が不自然である

例えば、ルイ・ヴィトンのバッグや財布には、アルファベットと数字の組み合わせによるシリアルナンバーが印字されているものが多く見られます。しかし、2021年からはシリアルナンバーが廃止され、埋め込み型のRFIDタグ(ICチップ)の導入が始まったため、シリアルナンバーがないからといって必ずしも偽物とは限りません。

ルイ・ヴィトンに限らず、バッグや財布の偽物を見分けるためには、柄の配置やプリントのムラ、チェーンの長さなど、細かな部分に注目することが重要と言えます。

 

1-2.時計

腕時計の偽物を見分けるためには、ルーペで拡大して確認することも必要となります。ブランド時計の偽物の見分け方は、下記の通りです。

【偽物のブランド時計の特徴】

  • 研磨が荒く、肌ざわりが悪い
  • 秒針の動きが悪く、カチカチと動く
  • 塗装にムラや塗り残しなどがあり、均一ではない

本物のブランド時計の秒針は文字盤の上をすべるように動く一方で、偽物は「チクタク」と1秒ごとに刻む動きをするものが多い傾向です。また、細部の塗装が雑であれば、偽物である可能性が高いでしょう。

例えば、高級ブランド時計であるロレックスの製品には、風防(表面のガラス)の6時付近に、王冠マークの透かしが小さく施されています。本物の透かしは肉眼では見えないほど繊細であるため、あまりにも目立つ場合などは偽物と見分けることが可能です。また、ロレックスのリューズには浮き彫りの王冠マークがあり、このマークが浮き彫りではなく刻印である場合には偽物と判断できます。

 

1-3.宝石

宝石の真贋を見分けることは非常に難易度が高く、鑑定士でさえ困難なケースもあります。下記に、宝石の偽物を見分ける例を挙げるため、参考にしてください。

【偽物の宝石の特徴】

  • ルーペで確認した際に不純物がある、もしくは見当たらない
  • 側面などに貼り合わせた痕跡がある
  • コーティング処理の形跡がある

例えば、カルティエのジュエリーであれば、ダイヤモンドをはめ込んだ裏側の穴が平らになっています。この六角形の穴が歪んでいたり、加工が荒かったりすれば、偽物であると言えるでしょう。また、カルティエで使用されているダイヤモンドはIFからVS2クラスであり、ルーペで拡大しても欠点はほとんど見つかりません。一方で、天然石であれば多少の不純物や筋が見られるものもあるため、宝石ごとの特徴と照らし合わせる必要があります。

本物のブランドジュエリーであれば、開閉部分の金属の処理も丁寧で、身につけた際に痛みや違和感を感じることはありません。宝石だけに着目せず、金具部分や全体の造りなどをよく観察することも大切です。

 

2.偽物のブランド品はランクが高いほど見分けにくい

偽物のブランド品にはランクがあり、明らかな偽物から、本物と見分けがつかないものまで分類されています。下記は、偽物のブランド品のランクです。

A 塗装や加工が雑で、誰が見ても偽物だと分かる粗悪品。素材も悪く、非常に安価。
S Sは「スーパーコピー」の略。天然革を使用しているものの、品質が悪いため劣化が速いなどの特徴がある。よく見れば素人でも区別できる。
SS S級品の中でも特にレベルが高いものはSS級品とされる。高品質な素材を使用しており、本物と見分けがつきにくいものの、品質は劣るため愛用者やプロであれば判断が可能。
N 最高品質のコピー商品。正規品と同等の仕上がりで、偽物の中でも価格が高い。

N級品ともなれば本物との区別は難しく、ケースの厚みや留め具の加工など、細部まで観察する必要があります。また、コピー商品のランクはあくまでも自称であるため、N級品であるからといって必ずしも高品質とは限りません。

 

3.偽物のブランド品にまつわるリスク

ブランド品は高価であるため、中には偽物を購入して安く済ませたい人や、コピー商品を転売して利益を得ようと考える人も存在します。しかし、偽物のブランド品にはさまざまなリスクがあり、知らない間に犯罪に加担していることもあるため注意が必要です。

下記に、コピー商品売買にかかわる商標法の一部を示します。

商標法(侵害の罪)

第七十八条
商標権又は専用使用権を侵害した者(第三十七条又は第六十七条の規定により商標権又は専用使用権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者を除く。)は、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

第七十八条の二
第三十七条又は第六十七条の規定により商標権又は専用使用権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

引用:e-Gov法令検索「貨幣損傷等取締法」

上記の通り、偽物のブランド品を生産・販売することは、法律で禁止された犯罪行為です。偽物と知らずにコピー商品を販売した場合、法律上は罪に問われないものの、故意ではないことを認めてもらうためには相応の証拠や裏付けが必要となるでしょう。場合によっては商標法違反と判断されかねないため、安価で入手したブランド品を転売することは危険です。

偽物のブランド品を購入・所持することは、違法ではありません。しかし、正規品が流通せず、ブランドの存続に影響を及ぼす恐れもあります。また、海外で購入した場合、偽物のブランド品を国内に持ち込めないことにも注意しておきましょう。

 

4.偽物のブランド品を避ける方法

偽物のブランド品を購入しないためには、正しい知識を身につけておくことが大切です。可能であれば、直営店や正規代理店で商品を購入し、本物の質を知っておきましょう。本物の手触り、刻印の状態、加工技術に日頃から触れておくと、偽物を見分ける力が養われます。

なお、中古品を購入する際は、慎重に検討することが求められます。ネットオークションやフリマアプリなどでは、実物の商品写真や付属品の内容をしっかりと確認してください。実物写真がない、画像が不鮮明など、不審な点がある場合は購入を控えることをおすすめします。特に個人間での取引はトラブルが起こりやすいため、出品者の評価を確認し、信頼できる相手から購入しましょう。

 

まとめ

偽物のブランド品の見分け方には、ブランドマークや刻印、素材の違いなどがあります。裁縫や加工処理が雑な商品は、偽物の可能性が高いと言えます。中には本物に近いコピー商品もあるため、細部までよく観察しましょう。

なお、偽物のブランド品を販売することは法律違反です。偽物の購入を避けるためには、本物の質を知り、正規店や信頼できる販売者から購入しましょう。

「買取本舗七福神」では、ブランド品の高価買取を行っています。他社では査定が難しい品物も買取可能なケースがあるため、まずはお気軽にお持ち込みください。

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