最終更新日:2022年12月01日
カルティエのリングコレクションの1つである「C2リング」は、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。高い人気を誇るものの、現在は廃番となっており、入手が難しい状態にあります。
この記事では、カルティエのC2リングの概要から、2Cリングとの違い、カルティエのC2リングの入手方法、高く売るコツまでを詳しく解説します。カルティエがどのようなブランドかについても触れるため、C2リングに関心のある方はぜひご一読ください。
C2リングとは、フランスの高級ジュエリーブランド「カルティエ」のリングコレクションの1つです。カルティエのイニシャルである「C」をモチーフにした、着用シーンを選ばないシンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴です。
なお、正式名称は「C ドゥ カルティエ」で、日本では「C2リング」と呼ばれています。フランス語で「2」は「ドゥ」と読むため、「シー・ツー」ではなく「シー・ドゥ」と読みます。
定番デザインやダイヤモンドが施されたものだけでなく、男性向けのワイドタイプまであるため、ペアリングとしても人気です。
カルティエを代表するコレクションとして、長い歴史のあるC2リングですが、現在は廃盤となっており新品での入手は困難です。
モダンで洗練されたデザインのため現在でも人気が高く、ダイヤモンドのついていないシンプルなホワイトゴールドのリングでも20万円以上の価格で取引されています。また、廃盤であることから人と被りにくいという点も、人気が後押しされている理由の1つでしょう。
人気モデルであるため復刻版の発売が期待されているものの、すぐに入手したい場合は中古市場から探すしか入手方法がないのが現状です。
C2リングに名前が似ている2CリングはC2リングの旧型モデルで、読み方は「ドゥーブル・シー・リング」です。2Cリングが廃盤となる際、名称がC2リングに変更されデザインもリニューアルされました。
デザインでの違いは、2CリングはCのモチーフが立体的で丸みを帯びて独立している一方で、C2リングはリング全体とCのモチーフが一体となっています。リング部分がスリーカラーゴールドというイエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールドで配色されたものや、C部分にダイヤモンドが施されているものもあります。
現代的でシンプルなデザインがC2リング、重厚感がありゴージャスな印象なのが2Cリングと言えるでしょう。
カルティエは、フランス・パリで生まれたハイジュエリーブランドです。1847年に創業し、1856年にパリでジュエリーブティックを開いたわずか6年後には、ナポレオン皇后を顧客としていました。創業者の孫である3代目のルイ・カルティエがニューヨークにブティックを展開したのをきっかけに、一流のジュエリーメゾンとして名を知らしめました。
高いクオリティや革新的なデザイン、セレブや王室御用達であることから世界5大ジュエラーと称され、日本では結婚指輪や婚約指輪としても不動の人気を誇っています。
また、長い歴史の中でカルティエはさまざまな偉業を成し遂げました。特に称されるべきは、カルティエが世界初の腕時計を作ったというエピソードでしょう。飛行家のサントス=デュモンから「飛行機の操縦中に時刻を確認できるようにしたい」という要望から生まれたのが、世界初の腕時計です。のちに「サントス」として一般発売された、実用性とデザイン性を兼ね備えた革新的な名品です。
その結果、カルティエはジュエリーだけでなく、高級時計メーカーとしても一流となりました。ほかにもライターやレザーグッズ、筆記具など幅広く手がけ、企業家の男性の心も掴むことで、確固たる地位を築きあげました。
現在、C2リングは廃盤となっているため、購入するためには中古市場で探す以外に方法はありません。しかし、中古市場には以下のようなリスクもあります。
●価格が高騰している
C2リングは、ホワイトゴールドでダイヤモンドのあしらいがないようなシンプルなモデルであっても、20万円を超える価格で販売されています。限定モデルや状態のよいものであれば、さらに価格が高い場合もあるでしょう。
●偽物が出回っている可能性がある
中古品を購入する場合は偽物の可能性もあるため注意しましょう。特に、インターネットでの購入は信頼できる業者であるかを調べる必要があります。老舗のジュエリー店や、実績のある中古販売店で実物を確認した上で購入しましょう。
C2リングを手に入れるには中古市場で探すしかないため、理想の品と巡り合うまでに時間がかかったり、偽物を購入してしまったりなどのリスクも考えられます。また、中古品に抵抗がある方もいるでしょう。
カルティエには、C2リング以外にも素晴らしいジュエリーが豊富に展開されています。長く定番で使えるジュエリーとして、下記のコレクションも検討してみてはいかがでしょうか。
●パンテール
カルティエの象徴でもある「豹」がモチーフとなっているコレクションです。大胆かつ上品なデザインで、世界中の富裕層に愛されています。
●トリニティ
忠誠・愛・友情を象徴した3色のリングが絡み合う、繊細で女性らしいデザインが特徴です。1924年に発売され、カルティエのアイコン的存在のコレクションです。
●ラブ
ビスモチーフが特徴の、恋人同士のプレゼントとしても人気の定番アイテムです。専用ドライバーでしか外せないラブブレスレットをはじめ、リングやネックレスなども展開しています。
カルティエのC2リングは廃盤となってからも根強い人気があります。実際の買取相場はシンプルなデザインのもので3~5万円、ダイヤモンドが施されたもので6万円以上となっています。
カルティエのダイヤモンドは「4C(カラット、カット、カラー、クラリティ)」の評価基準に加え、独自の厳しい基準を通過したもののみです。最高品質のダイヤモンドのため、ダイヤモンドがついている品であれば高価格となる傾向にあります。
また、ジュエリーの買取は相場とあわせて「重量」の影響を受けます。装飾が派手で重量があるリングほど、買取価格は高くなるでしょう。
カルティエのC2リングは希少性・人気度合いから、何もせずとも高価格で売れることが多い傾向にあります。
さらに、下記のポイントに気を付けることで、買取価格をさらに高くすることが可能です。C2リングを売りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
●手入れをする
リングは手の皮脂や化粧品の汚れ、傷などが付着しやすいアイテムです。柔らかい布で拭き上げるだけでも指紋や埃がとれ、印象が良くなります。また、カルティエのブティックに持ち込むと無料でツヤ出しや洗浄までしてもらえます。
●付属品を揃える
ギャランティーカード(保証書)やダイヤモンドの鑑定書、外箱や保存袋などの付属品は捨てずにとっておきましょう。本物である証明ができるだけでなく、購入者に安心感を与えられるため、付属品があるだけで買取価格が数千~数万円高くなることもあります。
●カルティエの買取実績が多い業者を選ぶ
カルティエの買取実績が多いということは、流行や人気アイテムを熟知しているため、適正価格での見積もりが期待できます。また、ダイヤモンドがついている品の場合は、実力のある宝石鑑定師がいる買取店を選ぶことがおすすめです。実績や経験が少ない業者だと、そのブランドやアイテムの価値が評価されず、低い価格を提示される恐れがあります。買取店によってはブランド別に強化買取をしている場合もあるため、カルティエが対象となっているかチェックするとよいでしょう。
●複数の業者で見積もりをとる
同じアイテムでも、業者によっては買取価格に大きく差が出る場合があります。複数の業者に相見積を依頼し、別業者の見積書を提示して値上げの交渉をすると応じてくれることも少なくありません。
フランスのパリで生まれたカルティエは、多くの人から愛される歴史あるジュエリーブランドです。カルティエの中で廃番となってもなお人気の高いC2リングは、2Cリングの後継モデルであり、両者にはデザインに違いが見られます。C2リングは現在新品での入手が難しく、中古市場で探すほかありません。一方で、自宅に眠っているC2リングを売りたい場合は、高額査定を狙うことができるでしょう。
「買取本舗七福神」では、カルティエなどのブランドジュエリーの買取りを積極的に行っています。経験豊富な鑑定士が在籍し、他店で断られた商品の査定も承りますので、ぜひお気軽にお持ち込みください。