最終更新日:2022年09月27日
グッチは世界的に有名な高級ブランドで、バッグや財布、シューズや衣服、化粧品など、幅広いアイテムを展開しています。近年は、人気の高いグッチのアイテムのコピー品が市場には数多く出回っており、中には正規品と見分けがつかない商品もあります。
当記事では、グッチの偽物の実態から、自分でもできるグッチの真贋の見分け方、購入前のチェックポイントまでを詳しく解説します。これからグッチの購入を考えている方や、持っている商品の真贋が気になる方は、ぜひご参考ください。
中古品小売業ではブランド品のコピー品が多く出回っていますが、年々クオリティが上がっているため、プロの査定員でも見分けることが困難となっています。特に、グッチなどの世界的に人気のあるブランドの偽物は数多く存在するため、自分の身の回りにも知らず知らずの内に偽物を購入している人がいる可能性があります。
ここでは特に偽物がよく作られているアイテムや、最近多く見られる偽物のアイテムをご紹介します。
・GGキャンバスウエストバッグ
グッチのバッグの中でも人気の高いGGキャンバスのウエストバッグは、グッチの中でも特に偽物が多く見られます。
・バンブーバッグ
バンブーバッグは、バッグのハンドル部分などに竹素材が使用された人気のアイテムです。シリーズとしてさまざまなデザインが発表されており、現在でも需要が高いため、偽物が多く出回っています。
・PVC素材アイテム
PVCは塩化ビニール素材でできており安く手に入るため、低単価で偽物を製造しやすいという特徴があります。GGキャンバス、GGスプリーム、GGブルームスといったシリーズは特に注意が必要です。
グッチのアイテムの偽物の多くには、本物とは違った作りの甘い部分が必ず存在します。その違いを見分けることができれば、偽物の購入を防ぐことが可能です。
以下では、グッチのアイテムの真贋の見分け方を詳しく解説します。これから商品を購入する方だけでなく、手元にある商品の真贋が気になる方も、ぜひ参考にしてください。
偽物のロゴや刻印は本物とは違っていびつな部分が多く、意識して見ると違和感を覚えることがあります。本物のロゴでは「Optima」という書体が使用されているため、文字を1つ1つ細かく見て真贋を見分けます。
本物の特徴 | 偽物の特徴 |
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また、偽物のロゴは全体的なバランスが悪い、書体が違う、文字の隙間が均等ではない、といった違いが顕著です。さらに、偽物では刻印の微妙なズレなども目立ちます。
型番にも本物と偽物とで違いが存在します。グッチには6桁の型番があり、この型番をネットで検索すると、真贋を見分けられる可能性があります。
本物の特徴 | 偽物の特徴 |
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型番を検索して違うものがヒットすれば偽物の可能性が高くなります。しかし、海外限定のアイテムやオールドグッチなどの古いモデルのアイテムは検索しても出てこないこともあり、完全に見分けられるわけではありません。
また、9の下部や1の上部などの数字の印字も本物と偽物とでは微妙な違いがあるため、見分けるポイントになります。
グッチのアイテムには検品済みということを意味するコントロールカードが付属します。保証書とは違い、数字が記載されているのみで、それ自体に意味はありませんが、真贋を見分ける際に役立ちます。
本物の特徴 | 偽物の特徴 |
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以下のように、印刷されている数字の一部が欠けている
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数字の欠けは専門家でなくても、本物の数字と見比べることで判別が可能です。ただし、中古品の場合はコントロールカードがない場合も少なくありません。コントロールカードがないからといって偽物であるとは限りません。
アイテムの金具部分でも、真贋を見分けることができます。金具は商品としての品質の差がはっきりと表れる部分でもあるため、見分ける際に重要な部分です。
本物の特徴 | 偽物の特徴 |
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なお、金属部分の刻印は、本物もレーザーで刻印されているため判別が難しく、ルーペを使って確認する必要があります。
グッチのキャンバスバッグは製造時の糸数が決められているため、キャンバス地の糸数や色も大切なチェックポイントです。
本物の特徴 | 偽物の特徴 |
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糸数や糸の色は肉眼では判断しづらいものです。中古品の場合、糸が重なっていたり、ヨレて分かりにくい状態になっていたりするケースもあるので、ルーペを使用して確認しましょう。
グッチを正規店以外で購入する場合、偽物である可能性がゼロではありません。怪しいサイトはもちろん、偽物を専門に扱うスーパーコピーサイトで売られている商品は買わないようにしましょう。
偽物を買わないためには商品だけでなく、販売元もチェックすることが必要です。支払い方法が銀行振込のみで、振込先が個人名や外国人名義である場合や、サイト内の日本語の文法がおかしい場合は、偽物を販売しているコピー業者の可能性があります。
また、フリマアプリやオークションサイトで売られている商品は、偽物かどうか判別しづらいため避けたほうが無難です。特に、価格が安すぎたり評価が低かったりする出品者や、評価件数が0であったり、取引での対応が良くなかった履歴が見られたりする場合は、怪しいと考えられます。
少しでも不安がある場合は、正規店で購入することがおすすめです。
近年のコピー品は精度が高く、よく作り込まれているため、自分では見分けられない場合も少なくありません。すでに持っているグッチのアイテムの真贋が分からないときは、買取業者で査定に出して、値段が付くかどうかで判断するという方法もあります。買取業者では、プロの鑑定士が細かい点まで確認し、真贋を判定します。
ただし、査定に出したものが本物でない場合、はっきりと「偽物」と言われることはなく、「規格外」として買取不可となることが一般的です。そのため、査定結果が「規格外」となったとしても、偽物であることが理由であるとは限りません。査定結果は、あくまでも市場価値があるかどうか、という目安として考えましょう。
なお、鑑定士によって査定方法が異なる可能性もあるため、1店舗で断られた場合も、複数店舗に持ち込むことがおすすめです。
グッチのコピー品は、近年クオリティが上がっているため、見分けることが困難となっています。しかし、ブランドロゴや型番、金具などを確認することで、ある程度は判断できるので、ポイントを押さえておきましょう。
また、偽物を買ってしまわないためには、怪しいサイトやフリマサイトを利用しないことがおすすめです。また、すでに持っているアイテムが本物かどうかを確かめたい場合は、買取業者に査定に出すことをおすすめします。
買取本舗七福神では、ブランド品の買取実績が多数ございます。査定料、買取手数料もすべて無料となっておりますので、まずは気軽にお持ち込みください。