エルメスのクリッパーはどんな時計？
人気の理由や入手方法も

クリッパーはエルメスを代表する腕時計です。1981年に発売され、高い評価を得てきたものの、2018年にファンに惜しまれながら廃番となりました。現在も中古市場で高い人気を博しており、入手したい・高値で売りたいという方は少なくないでしょう。

この記事では、エルメスのクリッパーの概要から、人気の理由・人気のモデル・入手方法までを詳しく解説します。廃番となった経緯などにも触れるため、エルメス好きの方もぜひご覧ください。

クリッパーとは、1981年に発売された、エルメスを代表する腕時計のコレクションです。コレクション名は19世紀の大型帆船クリッパー号に由来し、ベゼルにビスやダイヤモンドをあしらうという、船の窓から着想を得たデザインが特徴です。レディース・メンズともに高い人気を誇り、幅広いモデルが展開されています。

エルメスは、四輪馬車のロゴに表れているように、馬具製造工房にルーツを持つ世界的なハイブランドで、ファッション界を牽引する中心的存在となっています。

クリッパーは2018年に、ファンに惜しまれながらも廃番となり、37年もの歴史に終止符を打ちました。

高い人気を誇りながらも廃番となった理由については、エルメスからも明確には語られていません。ただし、クリッパーを取り巻く背景から、主に次の2つの理由によるものであると推測する声が多く聞かれます。

以上のように、クリッパーの廃番はやむを得ない事情によるものと推測する声が一般的です。

クリッパーは、特に女性人気の高い腕時計で、廃番になってもなお根強いファンから支持され続け、高い市場価値を保っています。ここでは、クリッパーが人気を集めている秘密について紹介します。

腕時計は精巧な技術が求められるアイテムです。一方で、特にレディース腕時計はデザイン重視になることが多く、時計としての品質が重視されない製品も見られます。

エルメスでは「ものづくりへの情熱」をコンセプトに掲げ、デザイン性だけでなく腕時計そのものの品質にもこだわり、クリッパーを高性能な時計として作りあげました。エルメスのものづくりへのこだわりから生まれた品質の高さが、クリッパーの魅力の1つと言えるでしょう。

腕時計はステータスの象徴として見られることの多いアイテムです。腕時計を選ぶ際はネームバリューを重視し、誰もが知っているブランド品を選ぶ人も多く見られます。

エルメス自体のブランドとしてのネームバリューもさることながら、クリッパー自体が腕時計として高いネームバリューを誇っています。そのため、クリッパーは高いステータスを示すアイテムとしてはうってつけです。

腕時計はユーザーの好みにくわえて、性別や年代、着用するシーンによっても好まれるデザインが変わります。クリッパーは、文字盤の色やベルトカラーなどでモデルの個性を打ち出しているのが特徴です。ピンクやホワイトなどのフェミニンなカラーからベーシックなシルバーまで、ユーザーの幅広いニーズに合ったカラーを豊富に取り揃えています。

カラーバリエーションが豊富な一方、デザイン自体はシンプルです。そのため、あらゆる年齢層のユーザーが身につけやすくなっており、老若男女問わずさまざまなユーザーから支持されている点もクリッパーの魅力です。

現在、クリッパーは廃番となっているものの、過去にはさまざまなタイプのモデルが発売されました。いずれのモデルもクリッパーのベーシックな美しさはそのままに、モデルごとに異なる魅力がつまっています。

バリエーションの豊富さはクリッパーの魅力でもありますが、種類の多さにどのモデルを買えばよいか迷う人も少なくないでしょう。そこで、ここではクリッパーの中でも特に人気の高いモデルを紹介します。人気モデルを参考に、自分に合ったクリッパーを探してみましょう。

ナクレは「真珠のような輝き」をテーマとしたモデルで、文字盤には独特の光沢を持つ白蝶貝を使用しているのが特徴です。

ナクレの中には、文字盤にピンクシェルを使った「CL4.230」もあり、高い人気を誇っています。文字盤のインデックスの代わりに、ベゼルに12個のダイヤモンドをあしらい、シンプルで上品な美しさを追求しています。

クロノグラフは、ストップウォッチ機能つきの腕時計を意味する言葉です。名前の通り、高い防水機能とストップウォッチ機能がついており、水深190ｍでの水圧にも負けない耐久性が魅力です。マリンスポーツでもデイリーユースでも幅広い活躍が期待できる、機能性重視のアイテムとなっています。

クールなデザインからメンズ腕時計として人気があるものの、メンズライクなアイテムを好む女性からも高い評価を得ています。

クリッパーはラウンドケースのモデルがほとんどですが、オーバルデザインはケースが楕円形となっているモデルです。文字盤にはインデックスがないものの、ベゼルに打ち込んだ12個のビスで時計の文字盤を表現しています。

デザインは、ブレスレット感覚で着用できるようなスタイリッシュで主張が強すぎないものとなっており、ビジネス・プライベートのいずれでも使いやすいのが魅力です。

クリッパーはすでに廃番となっているため、新品を購入するのは難しいと考えてよいでしょう。ショップによっては在庫がある可能性も考えられますが、廃番から時間が経っており、在庫があるとしても極めて品薄になっていることが予想できます。

一方、クリッパーは中古市場では比較的多く流通しており、中古品であれば購入は難しくありません。ただし、人気の高いアイテムだけに、中古市場にコピー品が出回っている場合もあります。中古品を購入する場合は信頼性の高い中古品販売店で購入するなどの対策を行い、コピー品を買わないように注意しましょう。

廃番品のクリッパーと比べると入手しやすいアイテムとして、現行品であるApple Watch Hermesという選択肢もおすすめです。ベルトの種類も豊富な上、スマートウォッチの特徴を生かし、クリッパーの文字盤を設定して楽しめるようになっています。

廃番となっているクリッパーは依然として中古市場で需要が高く、高価買取を狙えます。そのため、使わなくなったクリッパーが手元にあれば、売却を検討するとよいでしょう。

クリッパーは人気の高いアイテムなので、買取店によっては状態が悪い場合でも査定してもらえる可能性があります。一度買取を断られたアイテムでも他で買い取ってもらえる可能性があるため、値がつかなかった場合は買取実績の豊富な店舗に持ち込むのも1つの方法です。

エルメスのクリッパーは、品質の高さやネームバリューのほか、豊富なバリエーションがあり年齢・性別を問わずつけやすいことなどにより、高い人気があります。中でも、ナクレ・クロノグラフ・オーバルデザインなどは根強いファンがいます。なお、クリッパーは現在廃番となっており、中古市場でのみ入手可能です。

自宅に眠っているクリッパーを手放したいと考えている方は、「買取本舗七福神」にぜひお持ち込みください。買取本舗七福神では、他店で査定不可となったアイテムも丁寧に査定いたしますので、お気軽にお持ち込みください。