最終更新日:2023年11月29日
ロエベのアイテムはシンプルでありながらも洗練されており、高級感とモダンな感覚を兼ね備えているアイテムばかりです。またロエベは、サステナビリティやエコロジカルな取り組みも重視しており、質の高い素材を用いた持続可能な製品作りを目指しています。
ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブディレクターとして就任してからは、国際的な認知度もさらに上がり、若い世代のファッション愛好者にも支持されているブランドです。その人気ゆえ、残念ながら市場には偽物も出回っています。
当記事では、ロエベのアイテムには偽物が多く出回っている理由と、偽物の見分け方を7つ解説します。
ロエベ(Loewe)は、1846年にスペインのマドリードで創業された高級レザーグッズとラグジュアリーファッションのブランドです。ロエベは、その高品質のクラフトマンシップと独自性のあるデザインで知られ、特にレザーバッグやアクセサリーが国際的に評価されています。
ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブディレクターとして参加してから、ブランドは現代的で革新的なコレクションも展開しており、ファッション界での評価も高まっています。現在では、ロエベは46か国に店舗を構え、グローバルな規模で成長を続けているブランドです。
ロエベの商品に偽物が多く出回っている理由として、以下の項目が挙げられます。
・高い人気とブランド価値
ロエベは国際的に知られた高級ブランドであり、商品は多くの人から注目されています。高い人気とブランドの評価は、偽物の市場での需要を生む要因となります。
・高価格
ロエベの商品は、その品質やデザイン、ブランド名に相応しい価格で取引されています。たとえばバッグであれば40万円以上、コートなどであれば100万円以上の商品も少なくありません。高価格の商品は、より安価で商品を手に入れたいという消費者の欲求を生むため、偽物が市場に出回りやすくなります。
・技術の進化
現代では偽物を作る技術も進化しています。細部のデザインや素材感など、以前では真似が難しかった部分も、技術の進歩によって、より本物に近い偽物が製造されるようになっています。
・流通網のグローバル化
インターネットの普及により、国境を越えた取引が容易になった今日では、偽物の流通もグローバルに広がっています。特にオンラインショッピングサイトやSNSなどを通じて、偽物が広く流通しやすくなっています。
ロエベの中でも、アマソナ、パズル、ハンモックなどのバッグはとりわけ人気の高いアイテムであり、偽物が多く出回っているアイテムです。
ロエベの偽物を見分ける際は、各パーツを細かく見ることが大切です。ここからは、ロエベのバッグを中心に、どういったポイントをチェックすべきかについて、分かりやすく紹介します。
ロゴの刻印の仕上がりが粗いものは偽物の可能性が高いです。文字やマークも正規品と確認すると、微妙にずれている場合があるので、その点もチェックしておくとよいでしょう。たとえば、偽物のロエベのロゴは太すぎるケースがありますが、本物のロエベのバッグのロゴは細い線で仕上げられています。
しかし、最近のロエベの偽物に関しては、ロゴの刻印がかなり本物のクオリティと近くなっており、見分けるのが難しくなっています。
ロエベのアイテムには、3桁・2桁・3桁の3つのユニットから構成される、8桁の英数字の型番(モデルID)があります。たとえば、Puzzle Biker Bagであれば「312.99.S20」といったようなイメージです。偽物の場合、型番が正しく記載されていないケースがあります。
また、型番が記載されたラベル自体の形状やフォントが異なるケースもあります。正規品のラベルは湾曲がそこまで大きくないのに対して、偽のラベルは角も含めて全体的に丸みを帯びている場合があります。
偽物の場合、縫製が雑なケースが多くみられます。具体的には、レプリカ工場で作られたロエベのバッグは、ほつれや、非対称、縫製の間隔がまばらなケースがあります。
一方で、ロエベの正規品は偽物のバッグのステッチよりも太く、間隔が短いステッチが施されているのが特徴です。
キーホルダーやジッパーなどの金具部分は、正規品と偽物で差が出やすい箇所です。
たとえば、正規品の金具は滑らかで厚く光沢がありますが、フェイク品は薄く、光の反射があまりよくない場合があります。メッキの仕上げも、フェイク品は雑な傾向です。
また、正規品は金具に刻まれた「LOEWE」の文字が太くて幅があり、文字がきれいに浮き出ます。しかし、偽物はフォントが細すぎたり(もしくは太すぎたり)、文字間の間隔もかなり狭くなっていたりするケースがあります。
ロエベのバッグのレザーは、最高品質の本革を使用しています。偽物は安い革や、中には合皮を使用しているものもあるので、質感が劣る傾向です。
コバとは、革の裁断面のことを言います。コバやコバの縫い合わせ部分が雑な場合は、偽物の可能性が高いです。
ロエベのアイテムについてくる保存袋からも、真贋を判定できるケースがあります。保存袋にはロゴ入りのタグがあるので、そのロゴを確認してみてください。ロゴのラインがいびつであったり、タグの内側にはロゴが形成されていなかったりするケースは、偽物の可能性が高いです。
ただし、保存袋だけは本物で製品自体は偽物、という可能性もあるので、必ず保存袋・製品ともに確認するようにしましょう。
ロエベの付属品としては、保存袋や、取扱説明・製品の商品番号・素材などが書かれた簡単な紙などが挙げられます。
ロエベは、2020年以前には紙の保証書がついていましたが、現在では廃止されています。そのため、紙の保証書以外のもの(例:プラスチックのカード形式など)や、2020年以降の製品なのに紙の保証書が付帯している場合は、偽物を一度疑ったほうがよいでしょう。
ロエベの偽物を購入しないためには、まずはロエベの公式の店舗や公式オンラインストアで購入することが最も確実な方法です。
もし、フリマサイトやフリマアプリなどの、個人間取引でロエベを購入したい場合は、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
・価格
価格が定価よりも非常に安かったり、通常よりも大幅に割引されていたりする商品には注意が必要です。ロエベの商品は高品質であることから、通常はその価値に見合った価格で取引されています。
・商品写真
商品の細部や仕上げ、ロゴのデザインや配置などをしっかりと確認することも重要です。商品の公式写真と見比べ、不安な部分があれば出品者に問い合わせるようにしてください。出品者がより詳細な写真を見せてくれない場合は、偽物である可能性が高くなります。
・商品説明
シリアルナンバーや、購入日時・購入場所・購入価格などの情報が記載されているかを確認します。何か不安を感じた場合は、購入前に問い合わせて質問してみることをおすすめします。
・販売者情報
オンラインでの購入を検討する場合は、販売者の評価やレビューも必ずチェックしましょう。以前に偽物を販売していたり、顧客からの評価が低かったりする販売者からは購入を避けるようにしてください。
ロエベの偽物のクオリティは年々向上しており、バッグ全体を見るだけでは判別することが難しくなっています。偽物は、バッグ内側のブランドの刻印や、コバやコバの縫い合わせ部分も、正規品と同じように模倣されているケースが多いです。一方で、バッグの金具部分において、メッキが雑に施されているケースは偽物の特徴でもあるので、本物か偽物か見分けたい場合は、その点も確認するとよいでしょう。
買取本舗七福神では、ロエベの買取も強化しています。特にロエベのレザー製品は世界的にも認められているため、中古市場でも高く売れる可能性が高いです。ぜひお気軽にお問い合わせください。