最終更新日:2022年09月01日
バーキンは、エルメスバッグの代名詞とも言える人気商品です。バーキンは職人の手作業によって1つ1つ製造されているため、生産数が少なく入手困難なバッグとしても知られています。希少価値の高いバーキンは、1種類だけではなくバリエーションも豊富にあります。
当記事では、バーキンの歴史やケリーとの違い、バーキンのサイズ・素材・色などのバリエーションに加え、高価買取が期待できる種類についても詳しく解説します。バーキンの売却を検討している方も、ぜひ参考にしてください。
バーキンとは、フランスの高級ブランドであるエルメスを代表するバッグです。バーキンが作られるきっかけとなったのは、エルメスの5代目社長が飛行機内で隣り合わせたジェーン・バーキンという女性です。
イギリスの有名な歌手・女優であったバーキンは、古びた大きなバッグの中に無造作に荷物を詰め込んでいました。「どのような荷物も整理せずに詰め込める収納力の高いバッグをプレゼントしたい」と考えた社長は、女性の名前から「バーキン」と名付けたバッグを作りました。
バーキンの特徴は、エレガントなデザインでありながらも使い勝手がよい点です。デザイン性・機能性のどちらにも優れた最高峰のバッグとして、多くの方から人気を集めています。なお、バーキンは、エルメスで最初に作られたバッグである「オータクロア」をもとにして製造されました。
オータクロアは乗馬用の鞍を入れるためのバッグとして作られ、金具の穴にベルトを通して使用します。対して、バーキンは金具にベルトを通す必要がなく、上から引っ掛けて使用可能です。また、オータクロアは縦長のボディですが、バーキンは女性が持ちやすいよう正方形に近いフォルムとなっています。
ケリーはバーキンと並ぶエルメスの代表的なバッグの1つであり、もともとは「サックアクロア」という名称で販売されていました。
サックアクロアがケリーという名称に変わったきっかけは、モナコ公妃のグレース・ケリーが愛用していると話題になったことです。当時妊娠していたケリーは、パパラッチを避けるために妊娠中のお腹をサックアクロアで隠しました。その写真が広まり、サックアクロアは一躍人気アイテムとなり、後に名称が「ケリー」へと変更されました。現在では、バーキンとともに女性の名前にちなんだ商品として知られています。
ケリーは台形のフォルムであり、床に置くと自立するかっちりとしたバッグです。デザイン性にこだわっているためポケットなどはついておらず、持ち手が1本であることも特徴です。一方で、バーキンはソフトな質感のバッグであり、フロントと背面には外側ポケットがついています。また、持ち手が2本となっています。
バーキンは、エルメスを代表するバッグとして愛され続けてきました。職人の手によって丁寧に生産されていることから希少性が高く、店頭に並ぶこと自体が非常に珍しいです。
バーキンの特徴として、サイズや素材などのバリエーションが豊富であることが挙げられます。ここでは、それぞれの種類について詳しく解説します。
バーキンのサイズ展開は7種類です。中でも日本国内で取り扱いが多いのは、以下の4種類です。
代表的なサイズの種類
サイズ名の数字は横幅を表しており、最小サイズはバーキン25、最大サイズはバーキン55となっています。
人気サイズはバーキン30であり、長財布や500mlのペットボトルが入る大きさです。初めてバーキンを買う人がサイズ選びに迷った場合は、使い勝手のよいサイズ感であるバーキン30がおすすめです。また、バーキン35はA4サイズが収まる大きさであるため、ビジネスシーンでも使いやすいのが特徴となります。そのため、バーキン30とバーキン35は中古市場でも人気があります。
バーキンにはさまざまな素材が使用されています。中でも代表的な人気素材は、以下の5種類です。
代表的な素材の種類
トゴ・ヴォースイフトは雄仔牛、トリヨンクレマンス・エプソンは雄牛の革素材です。
トゴとトリヨンクレマンスは、バーキンやケリーなど幅広いアイテムに使用されています。トゴは目が細かくハリのある質感が特徴であるのに対し、トリヨンクレマンスはトゴよりも目が大きく、柔らかな質感となっています。
また、クロコダイルマットアリゲーターは非常に価値のある高級素材であり、多くの人が憧れる素材の1つです。オーストリッチはドット模様が愛らしいダチョウの革を使用しており、発色がよくカラーバリエーションも豊富です。
バーキンはカラー展開も豊富であり、その種類は約240色にものぼります。代表的な人気カラーは、以下の通りです。
人気カラーの種類
合わせやすいモノトーンカラーはもちろん、エルメスならではのオレンジや鮮やかなピンクなども人気色です。
また、バーキンは金具の色にも種類があります。定番色であるゴールド・シルバーは、ツヤがあるタイプとマットタイプの2種類に分けられます。さらに、シャンパンゴールドやローズゴールドなどの他、ダイヤモンドがあしらわれた金具やブラックの金具など、高額モデルにのみ使用される金具があるのも特徴です。
バーキンは誕生以来変わらないデザインが魅力ですが、派生モデルとして期間限定で発売される珍しいデザインの製品もあります。
代表的な派生モデルの種類
ショルダーバーキンは肩にかけて使用できる長い持ち手が特徴です。シャドーバーキンはベルトや金具がついておらず、騙し絵のように型押しされている遊び心のあるデザインとなっています。
バーキンクラブは、ボディ正面にトリコロールカラーのラインが入ったデザインのバーキンです。また、バーキンカザックは3色、バーキンアルルカンは6色の革で作られており、通常のバーキンにはないカラフルなデザインが楽しめます。
派生モデルは販売期間以外は製造されないため、希少価値が高いのが特徴です。
バーキンは職人の手作業によって製造されているバッグであるため生産数が限られており、正規店でも並ぶことが珍しい製品です。流通量が少ないことから中古品の需要も高く、定価以上の値段で売れるケースも少なくありません。基本的にはどの種類であっても買取相場は高い傾向にありますが、中でも人気のデザインは特に高価買取が期待できます。
例として、バーキン30のトゴ・ゴールドは、サイズ・素材・カラーのすべてが定番の使いやすいデザインであることから、中古市場での需要が高い傾向です。
なお、バーキンを高額で売却したい場合、保管状態や買取店選びにも注意しましょう。キズがつかないよう丁寧に取り扱うことや、エルメスの買取に力を入れている買取店を選ぶことが重要なポイントとなります。
バーキンはエルメスを代表するバッグであり、デザイン性・機能性の高さから、誕生以来多くの方に支持され続けています。
バーキンは、バリエーションの豊富さも魅力の1つです。サイズや使用されている素材にはさまざま種類があり、カラー展開は約240色にものぼります。人気の組み合わせは中古市場でも特に需要が高いため、高額での買取が期待できます。
買取本舗七福神は、バーキンをはじめとするブランドバッグの買取実績が豊富であり、無料査定も行っています。他店で買取不可となった商品であっても対応可能なケースがあるため、まずはお気軽にお問い合わせください。