最終更新日:2022年11月01日
高級ブランドであるシャネルは人気が高い一方で、偽物も多く出回っています。真贋を見分けるには、本物の特徴を把握し、どのような点で偽物と異なるかを把握しておくことが重要です。
この記事では、シャネルの偽物が多い背景や偽物事情を踏まえ、真贋を見分ける8つの代表的なポイントを詳しく解説します。シャネルの偽物を買いたくない方や、持っているシャネルのアイテムが偽物かどうか見分けられず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
シャネルは、ルイヴィトンやエルメスに並ぶ、アパレル分野の世界的な高級ブランドの1つです。シャネルの繊細で独特なデザインは、国内外で人気が高く、中古品であってもバッグや財布が高値で取引されています。
シャネルの偽物が多い理由として、偽物であってもシャネル見える商品の需要が高いことなどが挙げられます。実際にシャネルの偽物は、本物より圧倒的に価格が安く設定されているのが大きな特徴です。例えば、本物であれば定価40~50万円するようなバッグが、偽物だと5~6万円で販売されているケースがあります。さらに、近年の模倣品は、見た目も本物と変わらない商品が多く、中には本物のシャネルの部品を一部使用しているものも存在します。
シャネルの偽物は、品質が高い品物も多く、一目見ただけでは本物かどうか見分けるのが難しい場合もあります。ここでは、シャネルの真贋を見分けるための方法を8つ紹介します。自分が持っているシャネルが本物かどうか見極めたい方や、これからシャネルのアイテムを購入する予定の方はぜひ参考にしてください。
ギャランティカードとは、その商品がブランド正規品であることを証明するものです。しかし偽造のギャランティカードを付けて販売している商品もあるため注意する必要があります。ギャランティカードが本物かどうかの見極めポイントは以下の通りです。
本物は、上記の条件がすべて当てはまります。海外で製造された偽物の場合、日本語訳の文法や漢字の表記が誤っている場合が見られるため、チェックするとよいでしょう。
本物のシャネルには、カバンの内ポケットや側面などに必ずシリアルシールがあります。簡単にはがれないようになっているため、擦れてなくなった場合や、故意にはがした場合にはシールの跡が残ります。
また、シリアルシールの数字は、ギャランティカードと同様に、「1」に必ず下線が入っているのが特徴です。さらに、1997年以降に作られた商品のシリアルシールの「0」は、斜線が入っています。
ブティックシールとは、販売店を表すアルファベットと、販売日が記されたシールです。アルファベットと数字は、どちらもスタンプで押されているため、手書きや印刷の場合、偽物の可能性があります。
ブティックシールの色は、ゴールドとシルバーの2種類で、ゴールドは新品、シルバーはシャネルの工房で修理をした商品に付けられます。
シャネルの商品の多くには、ロゴがあしらわれています。本物のロゴは、形が決まっており丁寧に作られているのが特徴です。
ブランドロゴには、本物かどうか見分けるポイントがいくつかあるので、紹介します。
1つでも特徴と違うものがあれば、偽物の可能性があります。
シャネルの金具にも真贋を見分けるポイントがいくつかあります。まず、本物のシャネルにはマイナスのネジが使用されています。製造年によってはプラスネジが使用される製品もありますが、ごく稀なので、プラスネジが使用されている製品には注意が必要です。
また、本物のシャネル製品は、丁寧なメッキ加工が施されています。加工が粗いものや、表面にうつる景色が歪んでいたりするものは偽物の可能性があります。その他にも、金具のバリの有無や、金具の側面に塗料が付いていないかなど、アイテムの作りの丁寧さも重要なチェックポイントです。
本物のシャネルのチェーンは、金具が太くずっしりとしていて、立体的なのが特徴です。また、チェーンの中皮はすべて内側に織り込まれています。本物と比べて、偽物のシャネルは、チェーンの金具が細く、あまり立体感を感じられません。チェーンの中皮も内側に織られず、外側に織られている製品もあります。
真贋を判断する際には、バッグや財布の縫い目にも注目しましょう。特に縫製に使う糸の色には注意が必要です。偽物の場合、塗料がしっかり染み込んでいない糸を使っているため、ところどころ白くなっている部分があります。肉眼では少し見えづらい特徴のため、確認するときには、虫眼鏡を使用して確認するとよいでしょう。
現在流通しているシャネル製品では、EP社のファスナーが主流である一方で、偽物のシャネル製品には、YKK社のファスナーがよく使用されます。YKK社のファスナーを使用した本物の製品もありますが、「YKK」という文字を潰して使用されていることが一般的です。そのため、YKKの文字が残ったままのファスナーが使われている場合、偽物の疑いがあります。
本物のシャネルを確実に購入したい方は、正規店で購入するようにしましょう。
本物のシャネルでは絶対にありえない安い金額で販売している場合は、偽物販売サイトの可能性が高くなります。また、本物のブランド商品画像を使って模倣品販売を行っている悪質業者もあるため注意が必要です。ECサイト上に「特定商取引法に基づく表示」として本社の所在地や電話番号の記載がない場合も利用は避けたほうがよいでしょう。
偽物ブランド品を購入することには、さまざまなリスクが伴います。例えば、偽物の商品をネット上で購入した場合、購入者の氏名や住所、クレジットカードの番号などの個人情報を相手の会社に通知することとなります。偽物を販売する犯罪業者なので、取得した個人情報の流出や、悪用のリスクが高まるでしょう。
シャネルのコピー品の精度は年々上がっており、素人では真贋の判別が難しい場合があります。自身で判別できないときは、ブランド買取店などのプロに頼ることもおすすめです。多くの買取店では無料の買取査定を行っているため、購入時の付属品とあわせて、査定を依頼しましょう。
持ち込んだ商品が本物の場合、査定額を提示されますが、偽物の場合は、「規格外」として買取不可となります。ただし、商品の種類や、キズなどの状態によって、買取基準に届かず規格外となるケースもあるため、必ずしも偽物とは限りません。
買取店や担当してもらう鑑定士によって、製品、チェックの厳しさが異なるため、査定をしてもらう際には、複数の店舗に持ち込むと良いでしょう。
シャネルの偽物は本物の2~3割程度の価格で購入できることから、多く流通しています。偽物は、ロゴ・金具・チェーン・縫い目など細かい加工が必要なポイントで本物との差が見られます。また、ギャランティカードやシリアルシールなどから偽物かどうかを判別できるケースがあります。
偽物を買いたくない方は、安い通販などは避け、正規店で購入するようにしましょう。また、所持するアイテムの真贋を確かめるには、買取店に査定に出すという方法もあります。
「買取本舗七福神」では、シャネルを含むブランド品の査定を無料で行っています。他店で査定を断られたアイテムや、手放すか迷っているアイテムについても、お気軽にお持ち込みください。