最終更新日:2023年07月27日
英国を代表するラグジュアリーブランド「バーバリー」には、高級なレーベルやカジュアルなレーベル、日本人に合わせて作られたレーベルなどが存在します。中でも、ブラックレーベルやブルーレーベルは三陽商会が手がけた日本独自のレーベルです。バーバリーのアイテムに興味がある方の中には、日本と英国の製品の違いが気になっている方もいるでしょう。
当記事では、日本と英国のバーバリー製品の違い・魅力をレーベルごとに紹介します。バーバリーのレーベルの種類や、日本独自のレーベルについて詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。
日本のバーバリー製品は、日本人向けに作られたレーベルで展開されています。日本ではアパレル企業の三陽商会がバーバリー製品をライセンス販売し、日本人の体型に合うようデザインを変えたため、英国製品とは異なるのが特徴です。
バーバリーは、レーベルによって対象の年齢層や、扱う製品の雰囲気を変えています。例えば、バーバリーロンドンはシックで重厚なイメージ、ブルーレーベルは若い層向けのカジュアルなデザインが多い傾向です。
日本でライセンス販売されていたレーベルには、バーバリーロンドン、ブラックレーベル、ブルーレーベル、チルドレン、ゴルフなどがあります。バーバリーロンドンは英国版と日本版があり、タグで見分けられます。
バーバリーは1856年に英国で創業したブランドで、耐久性と機能性、高いデザイン性を兼ね備えた高品質なアイテムを展開しています。バーバリーと言えば、特徴的な模様である「バーバリーチェック」の裏地を使ったトレンチコートや、マフラーが有名です。アイテムは衣料品だけにとどまらず、財布・靴・バッグ・香水など多岐にわたり、世界中のファンから愛されています。
日本におけるバーバリーの歴史は、1970年に三陽商会がバーバリーと契約を結び、日本版バーバリーロンドンがスタートしたことで始まります。90年代後半になると、日本オリジナルのラインとして、ブラックレーベルやブルーレーベルが創設されました。新レーベルは、若年層向けのデザインとリーズナブルな価格設定が特徴で、幅広い年代に人気を博します。
バーバリーは2014年に、三陽商会とのライセンス契約を終了しました。ライセンス終了の理由は、ハイブランドであるバーバリーのイメージを守るためです。バーバリー製品は、日本から撤退した後も、一部の百貨店や通販で購入できます。
バーバリーにはさまざまなラインがあり、それぞれ特徴や魅力が異なります。ここからは、バーバリーの魅力を日本と英国のレーベルごとに紹介します。バーバリーのレーベルの特徴を詳しく知りたい場合は、ぜひ参考にしてください。
ブラックレーベルは、バーバリーをラインセンス販売していた三陽商会による日本独自のメンズラインです。本場英国の洗練されたデザインを引き継ぎながらも、ターゲット層を25歳~35歳の男性に設定し、手に取りやすい価格帯の製品を販売しました。
ブラックレーベルの製品は、スーツやコート、チェック柄マフラーなど、ビジネスシーンに使える人気アイテムが豊富です。女性向けの製品も扱っており、黒を貴重としたシックなデザインがワンランク上の着こなしを叶えてくれます。
ブラックレーベルは2015年にバーバリーでの取り扱いが終了しており、現在展開しているのは「ブラックレーベル・クレストブリッジ」です。日本人の体型を美しく見せる工夫がされたブラックレーベルのアイテムは、バーバリーとの契約期間が終了した後も高い人気を誇ります。
ブルーレーベルは、三陽商会が18~25歳の女性向けに立ち上げたレディースラインです。バーバリーの上品なイメージの中にフェミニンなテイストを加えた女性らしいデザインは、芸能人にも愛用者が多く、ブルーレーベルの知名度を上げていきました。
ブルーレーベルのアイテムは、チェック柄のワンピースやスカート、マフラーの他、日本人の体型に合ったコートも人気です。他のラインと比べて価格が抑えられたブルーレーベルは、幅広い年齢層の支持を受け、ブランドの地位を確立しました。
バーバリーと三陽商会のライセンス契約終了に伴い、現在のブルーレーベルはバーバリーで販売されていません。ブルーレーベルは「ブルーレーベル・クレストブリッジ」に引き継がれ、ファッショナブルなアイテムを販売しています。
バーバリーゴルフは、バーバリーと契約を結んでいた三陽商会が展開していたゴルフ製品・ゴルフウェアのブランドです。バーバリーゴルフには、普段使いできるデザインのウェアやスタイリッシュなバッグなど、おしゃれなアイテムが揃っています。クオリティとデザイン性を兼ね備えた製品は、若い世代にもアダルト層にもおすすめです。
なお、バーバリーゴルフは、惜しまれながらも2012年に生産が終了しています。
バーバリープローサムは、英国バーバリーが展開する高級なラインです。世界的に著名なファッションデザイナーが製作に関わっており、バーバリーの伝統を守りながらもモダンなアイテムを発表しています。
バーバリープローサムの製品は、本革やカシミヤなど最高品質の素材が使われ、大人の上質な装いにぴったりです。アイテム展開は、プレミアム感のあるコート、バッグ、ファッション小物などがあります。プローサムのアイテムは高品質の素材を生かした着用感や長持ちする作りであるため、バーバリーで最もラグジュアリーなラインと言われています。
バーバリーブリットは、カジュアルなデザインを特徴とするラインで、アウターやデニム、Tシャツ、カットソーなど普段使いできるアイテムが多く揃っています。価格帯が約3万円~と、若年層にも手が届きやすいこともバーバリーブリットの特徴です。
バーバリーブリットのテーマは「クール×リラックス」であり、トレンド感のあるアイテムを展開しています。素材の良さを保ちながら、日常のファッションに取り入れやすいデザインが揃っているため、バーバリーブリットは世代や男女を問わず人気です。
バーバリーロンドンは高級ラインでありながら、流行を取り入れ、日常生活で使えるベーシックアイテムを展開しています。伝統あるバーバリーの技術とデザインを存分に楽しめるバーバリーロンドンは、バーバリーの代表的なラインと言えます。
バーバリーロンドンは2種類あり、1つ目は英国で生産されるインポート物、2つ目は日本国内でライセンス販売されていたアイテムです。素材感や機能性を重視するなら英国のバーバリーロンドン、日本人の体型にフィットする形状やリーズナブルなアイテムを求めるなら日本版がおすすめです。
バーバリースポーツは、バーバリーのスポーツラインで、2009年に誕生しました。厳選されたスポーティーな品々は、若い世代にも好まれるカジュアルさが特徴です。
バーバリースポーツは製品展開の都合で、2012年にカジュアルなラインであるバーバリーブリットと統合しています。
バーバリーのレーベルを確かめるときは、タグをチェックするのがおすすめです。たとえばバーバリーロンドンを見分ける際は、日本のレーベルは三陽商会製の紺色タグ、英国の場合は本国バーバリー社製のベージュ色タグが付いています。ただし、1999年以前に英国で作られた製品は、紺色で「バーバリーズ」のブランドロゴが入ったタグもあります。
バーバリーのレーベルを確かめたほうがよい理由は、日本製と英国製でサイズ感が異なるためです。タグなどを確認して種類を見分けると、イメージ通りのアイテムを手に入れることができます。
バーバリーにはさまざまなレーベルがあり、レーベルによって展開されているアイテムの特徴が異なります。たとえば、日本人向けに作られたブルーレーベルは、バーバリーの上品なイメージに加えフェミニンなテイストを感じられる女性らしいデザインが特徴です。
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