最終更新日:2023年08月31日
シャネルの代表的なロゴ・カメリアは、日本を原産地とする「椿」がモチーフとなっているマークです。カメリアの花(椿)から生まれたカメリアコレクションでは、カメリアのデザインがほどこされた華やかなアクセサリーやジュエリー、バッグなどが展開されています。シャネルのロゴ・カメリアに興味がある方の中には「カメリアに込められた意味を知りたい」という方もいるでしょう。
当記事では、カメリアのモチーフや、カメリアがロゴに採用された理由、カメリアコレクションの魅力を紹介します。シャネルのロゴ・カメリアの意味や魅力を知りたい方は、ぜひご一読ください。
シャネルのロゴには、カメリアマークとダブルCマークの2つがあります。カメリアは日本の椿のことで、上品な中に愛らしさと華やかさを備えたマークです。シャネルの創業者ココ・シャネルは、日本の椿であるカメリアが大のお気に入りでした。
ダブルCマークは、背中合わせになったCのマークを組み合わせたものです。創業者の愛称である”ココ”に由来するものとされ、ココマークとも呼ばれます。
ここでは、カメリアマークを取り上げ、ロゴに込められた意味やカメリアがロゴに使われている理由を紹介します。
シャネルがロゴに用いたカメリアは、日本を原産地とする椿です。日本では山野に自生し、鑑賞用の庭木や食用・化粧品として用いられるなど、古くから深く親しまれてきました。海外に椿の存在が知られたのは17世紀ごろで、オランダの商館員が紹介したことによります。18世紀に著名な植物学者リンネによって「カメリア・ジャポニカ(Camellia japonica)」の学名がつき、19世紀には園芸品種としてヨーロッパで広く人気を博しました。
椿は、春になると赤や白、ピンク色などの美しく華やかな花を咲かせます。優美で上品でありながら、どこか力強さも感じる花です。ヨーロッパの人々にとって、椿は日本女性の象徴であり、女性らしさを表す花として扱われてきました。
ココ・シャネルは1883年にフランスで生まれ、孤児院で育ちました。一時期は歌手を目指すものの芽が出ず断念し、1909年にパリで帽子のアトリエを開業します。翌年には、恋人のアーサー・カぺルから資金の提供を受け、帽子専門店「シャネル・モード」をオープンさせました。その後も、アーサー・カペルと深い信頼で結ばれながら、シャネルは強く美しい女性として活躍の舞台を世界へと広げていきます。「男性に協力してもらっても、頼らず甘えない」、それがシャネルの生き方でした。
アーサー・カぺルから白い椿を贈られたことをきっかけに、シャネルは生涯カメリアを愛したとされます。シャネルのカメリアコレクションは、永遠の愛の象徴として今なお多くの女性に愛されています。
美しい花が数多くある中で、シャネルがカメリアをロゴマークとして採用したのはなぜでしょうか。理由としては、「シャネルの信念」「オペラ・椿姫」の2つが挙げられます。
シャネルが生まれた時代、女性は窮屈な服装を強いられていました。シャネルは社会の在り方に疑問を抱き、女性が自由に働き自立できる世界を目指してシャネルを立ち上げます。白い椿は、香りもトゲもなく冬にひそやかに咲く性質ながら、優雅で凛とした美しさを持つ花です。椿の花の様子は、強く美しく生きるシャネル自身と彼女の信念に重なります。
また、シャネルは13歳のころに見たオペラ・椿姫にいたく感動し、後に「椿姫は私の人生だった」と述懐しています。信念に重なる部分があり、深い感動をもたらした白椿に思いを込めてロゴとして採用したのでしょう。
シャネルには、カメリアマークとココ・シャネルのココが由来とされるダブルCマークの2つのロゴがあります。カメリアマークはシャネルの深い想いが込められていて、よく服や帽子などのアイテムにアクセントとして取り入れられています。
椿がデザインされたジュエリーなどの商品はカメリアラインと呼ばれ、世界中の女性に人気です。ここでは、カメリアデザインのアイテムの魅力を紹介します。
シャネルにはカメリアラインのアクセサリーやジュエリーが多く、時代を超えて多くの女性に愛され続けています。ネックレスやイヤリング、ブレスレット、ブローチなどがあり、ラグジュアリー・ゴージャス・スタイリッシュなものなど多様なデザインが揃っています。
たとえば、リングはカメリアの花の中央にダイヤモンドがあしらわれたものはキュートで華やか、カメリア全体に宝石があしらわれたものはゴージャスです。黒椿がモチーフのリングは、クールでスタイリッシュな印象を与えます。
アクセサリー・ジュエリーと並んで、ハンドバッグやトートバッグ、ショルダーバッグなどのバッグも高い人気を誇るアイテムです。カメリアモチーフのバッグは、さりげなくシャネルであると分かるシックさで、多くの女性に好まれています。
カメリアの取り入れ方はバッグによってさまざまです。大きなカメリア柄が地にステッチされていたり型押しされていたりするものもあれば、小さなカメリアがワンポイントでそっと添えられているものもあります。キャビアスキンやカーフスキン、ラムスキンなどバッグに使われている素材もバラエティーに富んでいます。
財布も、バッグと同じようにさまざまな形でカメリアモチーフが取り入れられています。カメリアモチーフを型押しした地にビジューやスタッズを施した財布は、より優美で華やかな印象を与えるでしょう。カラーも豊富に揃っています。
シャネルの財布には、主に3つの種類があります。シルバーやゴールドのチェーンがついた上品なチェーンウォレット、スマートな長財布、コンパクトに折りたためるスモールウォレットです。デザインと好みの形状を考え、選びましょう。
シャネルの腕時計は、どちらかというとシンプルなデザインが多い傾向にあります。ただし、カメリアモチーフの腕時計は、ジュエリーがぜいたくにあしらわれたブレスレットのようなゴージャスなモデルが多く見られます。高級感や存在感があり、手に着けるだけで華やかな装いになるでしょう。
シャネルはラグジュアリーなファッション系ハイブランドだけでなく、時計ブランドとしての一面も有します。腕時計のムーブメント開発にも積極的な姿勢を見せ、機械式時計の技術力向上に努めています。
シャネルでは、サングラスや傘、靴などでもカメリアモチーフのデザインを展開しています。サングラスは一見シンプルながら、テンプルに華やかなカメリアが添えられているスマートなデザインです。傘は、1つの大きなカメリアが描かれたもの、複数のカメリアが咲き乱れるものなどがあり、種類によって受ける印象が異なります。
足元に華やぎを与えるカメリアモチーフの靴も人気です。ショートブーツやヒールのほか、レインブーツやサンダルなども揃います。大きなカメリアモチーフが咲くさまは人目を引く愛らしさです。そのほか、カメリアモチーフのコサージュやブローチも人気があります。
凛とした美しさと優美さを併せ持つ椿を取り入れたカメリアコレクションは、流行に左右されることなく世界中の女性たちから愛され続けています。世代を問わず、多くの女性が好むデザインのため、中古品でも人気は変わりません。中古市場でも高い需要があります。
買取本舗七福神では、カメリアコレクションの買取を実施しています。外箱やギャランティー(保証書)がなくても、ほかの店舗で査定額が低かった場合でも、一度ご相談ください。買取本舗七福神ではシャネルのモデルやラインごとに人気のある市場を把握しているため、美品でなくても買取可能です。
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シャネルのロゴ・カメリアは、日本原産の椿がモチーフとなって誕生したマークです。カメリアがロゴに採用されたのは、創設者ココ・シャネルが大切にしていた信念や、シャネルが子どものころに見たオペラ・椿姫が関係していると言われています。
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