最終更新日:2023年10月03日
モンクレールは、高級ダウンジャケットを扱うブランドとしてイタリアを中心に人気を集めるブランドです。高品質でファッション性に優れたアイテムを多く展開するブランドとして知られていますが、その人気の高さゆえに、本物そっくりな偽物のモンクレールが存在するのも事実です。モンクレールの偽物は一見すると見極めが難しいものの、パーツごとに細かくチェックすれば本物との違いが分かります。
当記事では、モンクレールの偽物を見分ける6つのポイントを解説します。モンクレールの偽物を判断するコツが知りたいという方は、ぜひご覧ください。
モンクレールは、ダウンジャケットを中心としたプレミアムダウンウェアを取り扱うブランドです。モンクレールのダウンウェアは軽さ・暖かさ・デザイン性の高さを兼ね備えており、年代を問わず世界中で人気のあるアイテムとなっています。モンクレールは人気があるため、オンラインショップなどで偽物が出回っていることに注意が必要です。特にダウンジャケットとTシャツはコピー品が多いため、購入する前によく確認しましょう。
モンクレールの偽物には「スーパーコピー」と言って一見本物と瓜二つなものもあり、商品の一部を確認しただけでは真贋を判別できないケースが多くなっています。特に中古品は、使用によるダメージや経年劣化によって、真贋を見分けるポイントが分かりにくい場合もあります。そのため、モンクレールの偽物を見分けるには、1つの違和感だけで結論を出さずに総合的に判断することが大切です。本物と偽物で差が出やすい複数の部分を見比べてチェックしましょう。
なお、本物か偽物かを断言できるのは製造元であるモンクレール社のみです。買取店などでは、偽物とは言い切れないものの本物として認定できないアイテムを「規定外品」と呼ぶのが一般的になっています。
モンクレールの偽物の精度は年々上がっていますが、場合によっては一般の人でもモンクレールの偽物を見分けることが可能です。
モンクレールの偽物の見分け方にはさまざまな方法があり、パーツごとに見るポイントが異なります。購入者自身で偽物を見分ける力を身に付ければ、コピー品の流通量の減少にもつながるでしょう。本物と偽物を見分けるための知識は、モンクレールを購入する前はもちろん、中古や直営店以外で購入したアイテムの真贋を確認するためにも役立ちます。
ここでは、モンクレールの偽物の見分け方6つと見分ける際のポイントについて紹介します。
モンクレールのダウンジャケットは圧倒的なクオリティの高さが特徴です。モンクレールのダウンジャケットにはフランス規格協会に認定された希少で高級なホワイトグース(ガチョウ)の産毛が使われており、全体にしっかりとしたボリューム感があります。手で押さえてもすぐにふっくらとした厚みが戻り、綺麗なシルエットを保ち続ける点がモンクレールの品質の高さを示しています。
そのため、ダウンジャケットに厚みがなくペラペラとした印象の場合は偽物の可能性が高いと言えるでしょう。偽物のダウンジャケットには粗悪な素材が使われており、見た目から違和感を覚えるケースも多くあります。
本物のモンクレールのダウンジャケットにはワッペンが付いています。本物のワッペンには下記のような特徴があるため、本物と偽物を見分ける際に確認してみましょう。
【本物のワッペンの特徴】
例えば、ワッペンの下地のカラーが真っ白な場合や、刺繍に歪みがある場合は偽物の可能性が高くなります。また、本物のワッペンのブランドロゴは刺繍で描かれているため、ロゴが印刷されている場合は偽物と判断できるでしょう。
ワッペンの形状についても、本物は正円に近い丸形ですが、偽物は縦に長い楕円のケースがあるため要チェックです。
コミックラベルはモンクレール製品の内側に付いているアヒルの漫画が印刷されたラベルで、「アニメタグ」とも言われます。モンクレールのコミックラベルには紙のような質感の素材が採用されており、少しざらっとしているのが特徴です。また、本物のコミックラベルは角に丸みがあり、縫製も丁寧に行われています。
一方、コミックラベルの質感がつるっとしていたり光沢があったりした場合は偽物と判断できます。コミックラベルの四隅が処理されておらず、角ばっている場合や、縫い付け部分などの仕上がりが雑な場合も偽物と考えてよいでしょう。
モンクレールのブランドタグはワッペンと同様クリーム色のため、明らかに白が強いブランドタグが付いている場合は偽物の可能性が高いと言えます。また、ブランドタグの書体や線の太さが本物とは違っていたり、文字の一部が潰れていたりする場合も要注意です。
ワッペンやコミックラベルと同じく、ブランドタグの縫製もモンクレールの真贋を見分けるのに重要なポイントになります。本物は端から一定の間隔を空けて丁寧に縫われていますが、偽物は真っすぐ縫われていなかったり、二重に縫われている部分があったりするため注意しましょう。
モンクレールのファスナーは主にrampo製のものが採用されており、製造年によってはriri製やYKK製も存在します。そのため、ファスナーの裏側を確認し、rampo・riri・YKKのいずれかのロゴが刻印されている場合は本物の可能性が高いと言えるでしょう。一方、偽物には一般的なファスナーが使われていることが多いため、裏面にロゴなどがない場合は注意が必要です。
また、本物のモンクレールはファスナー(エレメント部分の粒)が左右非対称で、上下にずれているケースが多くなっています。ただし、モデルによっては左右対称の場合もあるため、モデルごとにファスナーの特徴を確認することが大切です。
モンクレールの本物と偽物にはボタンなどの細かい部分にも違いが現れるため、細部までしっかりと確認しましょう。
モンクレールにはスナップボタンがよく使用されますが、ボタンに刻印された文字部分が潰れ気味の場合は偽物の可能性が高いと言えます。本物のスナップボタンには裏側や受け側金具の裏にもブランド名の刻印がありますが、偽物はそもそも刻印自体がないケースも多く、真贋を見分けやすいポイントです。
また、モンクレールには裾を絞るための紐を留める「ドローコード」という小さな部品が用いられたアイテムがあります。ドローコードを横から見ると、本物にはロゴが明瞭に刻印されていますが、偽物の場合は見るからに線がつぶれているケースもあるためよく確認しましょう。
モンクレールを購入するときの注意点としては、購入方法を慎重に選ぶことが挙げられます。特にフリマアプリやオークションを利用してモンクレールを購入すると、偽物に当たる可能性が高いため注意が必要です。
フリマアプリやオークションは誰でも気軽に出品できるため、ブランド品の偽物が出回りやすくなっています。買った後に偽物と気付いたとしても購入代金が返ってくる可能性は低く、泣き寝入りとなるケースも少なくありません。モンクレールの偽物を購入しないためにも、可能な限り直営店で購入するようにしましょう。
また、モンクレールの偽物は新品を異常に安い価格で売っていることが多いため、安すぎる商品には注意が必要です。さらに、モンクレールを購入する際には出品者情報を必ず確認しましょう。支払先の口座名義が日本人ではなかったり、説明ページでおかしな日本語が使われていたりする場合は悪質な外国人販売業者の可能性が高いため、購入は見送るのがおすすめです。
プレミアムダウンウェアの人気ブランド「モンクレール」は、オンラインショップなどで偽物が出回りやすいブランドです。モンクレールの偽物と本物を見極めるには、ダウンジャケットの厚みやワッペン、ラベル、ファスナー、ボタンといったパーツごとの特徴や違いを捉え、総合的に判断しましょう。
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