
最終更新日:2024年11月08日
注目された米大統領選挙は、トランプ前大統領が勝利を収めました。そしてすぐ後に行われたFOMCでは、0.25%の利下げを決定しています。トランプ前大統領の勝利と共にリスクオンが進み金価格は下落したものの、インフレ懸念を背景に米長期金利は上昇しています。トランプ前大統領の再選を受けた金価格など金融市場を振り返るとともに、11月の注目イベント通過後の金価格を概観します。
目次
11月5日に行われた米大統領選挙は、6日の開票の結果、共和党・トランプ前大統領の勝利となりました。史上稀に見る激戦と言われていましたが、フタを開ければ激戦州は軒並みトランプ前大統領が勝利しており、民主党・ハリス副大統領の完敗です。インフレにより国民生活が苦しくなる中で、経済優先と不法移民対策を訴えたトランプ前大統領が大きく支持されました。
トランプ前大統領の経済優先の姿勢及び前回の政権時発足時の流れも踏まえ、トランプ前大統領勝利時はドル高・株高のトランプトレードが進む予想されていました。実際に6日は開票が進み、トランプ前大統領の優勢が伝えられると共に株高・ドル高が進展。日本時間に開票が進んだだめ、日経平均は+1,000円を超える上昇を見せて、151円台にあったドル円は154円台まで約3円の円安が進みました。
しかし株高でリスクオンが進んだ結果、安全資産の金は急落することに。10月末に14,000円近くまで上昇していた金先物価格(限月つなぎ)は、13,200円割れまで下落。ドル建てで見ると1日2,700ドル台から2,600ドル台まで約100ドル下落しました。
米大統領選でトランプ前大統領の勝利が判明した6日の翌日7日に、予定通りFOMCが開催されています。9月に利下げを行い(10月はFOMC未開催)、11月も0.25%の利下げを発表しました。新トランプ政権下で更なるインフレが進むリスクに備え、利下げを一旦見送る可能性も一部では指摘されていましたが、予想通りの利下げが行われています。
ドル円はトランプ前大統領の勝利と共に154円台半ばまで上昇したものの、7日は利下げを織り込む形で下落が進み、FOMC後のパウエルFRB議長の記者会見時に152.7円台まで落ちました。
また金価格も円建てドル建てともにFOMCに向けて前日の下落の半値程度を戻しており、ドル円と金は米利下げを織り込む形で一旦戻しを入れています。
9月半ばを底に上昇が続く米10年債金利は、米大統領選でトランプ前大統領の勝利の可能性が高まると上昇が加速しました。最終的に利下げ前の7月の水準である4.4%台後半まで上昇しました。その後、7日のFOMCでの利下げを織り込む形で4.3%台まで反落したものの、6日の上昇分は維持されています。
トランプ政権下では景気テコ入れに向けて財政出動や減税のため、国債の増発が予想されています。それに伴うインフレも予想されており、足元で進む米長期金利の上昇はインフレを織り込む動きの可能性があります。
インフレは金にとって上昇要因です。上昇の続いた2024年の金価格ですが、2025年は米国のインフレにより更なる上昇を見せる可能性も否定できません。
米大統領選挙が終わり、FOMCでも予想通りの利下げが行われました。これで11月の大きな金融市場のイベントを通過しました。相場としては材料出尽くしで売られることもありますが、アク抜けで買われることもあるタイミングです。
金価格は大統領選の結果判明とともに売られ、FOMCに向けて買われる値動きを見せました。今後の米国のインフレ懸念を背景に、イベント通過後の金価格は年末相場で更なる上昇に向かうか注目されます。ただし金価格は既に充分上昇しており、材料出尽くしで売られることも考慮する必要があると言えるでしょう。
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