
最終更新日:2025年03月28日
この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト(買取本舗七福神)では金の販売は行っておりませんので、ご理解頂けます様お願い致します。
金へ投資する際は、金の現物ではなく金融商品の金ETFを購入する方法もあります。金投資を金ETFで行うメリットとデメリットを解説するとともに、複数の金ETFの中から投資先を選ぶ方法も解説します。
金ETFは、金(ゴールド)の価格に連動する上場投資信託です。証券取引所に上場しており、株式と同様に売買できる点が特徴です。投資家は現物の金を保有せずに、金の価格の変動による利益を狙えます。
金ETFは主に、実際の金の現物を保有してその価格に連動する「現物型」と、金の先物取引を利用して連動を目指す「先物型」の2種類があります。日本国内では安定性が高いとされる「現物型」のETFが多いです。
金ETFには複数のメリットとデメリットがあります。最初にメリットを解説します。
一つ目は、少額から投資できる点です。金の現物購入にはまとまった資金が必要です。しかし金ETFなら1口数万円程度で少額購入できるため、初心者でも手が届く金融商品です。
二つ目は、流動性が高いことです。金ETFは証券取引所に上場しており、株式と同じようにリアルタイムで売買できます。現物の金を売買する場合は手続きなどで時間がかかりますが、金ETFならすぐに取引可能です。
三つ目は、保管の手間が不要な点です。金の現物を所有する場合、安全な保管場所の確保や盗難リスクへの備えが必要です。金ETFは証券口座で管理できるため、所有リスクなく安心して運用できます。
一方で、金ETFにもデメリットもあります。
一つ目は、価格が金相場と一致しないことがあります。市場の需給バランスや取引コストの影響で、ETFの価格が金価格と乖離する場合があります。
二つ目は、信託報酬などの運用コストがかかる点です。金ETFは運用会社によって管理されており、年率で一定の手数料(0.4~0.5%程度の信託報酬)が差し引かれます。長期保有する場合、このコストを考慮する必要があります。
金ETFには複数の種類があり、各ETFの特徴の確認が大切です。
まずは連動対象をチェックしましょう。現物の金価格に連動するタイプ、先物を使ったタイプかでリスクや値動きが異なります。安定性を重視するなら、実際に金を保有する現物型のETFが基本的にはおすすめです。なお、現物の金の引き出し権を持つ金ETFもあります。
次に確認すべきは信託報酬(運用コスト)です。ETFは運用会社に管理されており、投資金額に対し年率でコストが発生します。同種のETFでも信託報酬が異なれば、特に長期保有の場合はパフォーマンスの差が生じます。低コストのETFを選びましょう。
また、売買のしやすさ(流動性)もポイントです。日々の取引量が多いETFほど、希望するタイミングで売買しやすく、価格のブレも小さくなります。売買高や純資産総額の大きいETFの選択が、安定した運用につながります。
金ETFの購入方法は、一般的な株式の取引と同じです。ネット証券会社の口座を開設し、ETFの銘柄コードを指定して発注すれば、リアルタイムで売買可能です。
金ETFは、金の現物を持たずに金の価格変動の恩恵を受けられる便利な金融商品です。少額から投資でき、保管の手間もなく、証券口座を通じて気軽に売買できるのが大きな魅力です。
ただし、運用コストや金価格との乖離といったデメリットも存在するため、ETFのリスクも把握が必要です。信託報酬が低く、流動性の高いETFの選択がおすすめです。
金投資の手段としてETFの選択は、これから投資を始める方にも現物保有の手間を回避したい方にもメリットがあります。また少額投資できる金ETFに資産の一部を振り分けることで、ポートフォリオ全体のリスク分散にもつながるといえるでしょう。
また現物の金の売却の際は分かりやすい価格設定とスピーディな手続き、買取手数料0円の買取本舗七福神にご相談ください。
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