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金の購入時、購入後の注意点

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金の購入時及び購入後の注意点を解説

最終更新日:2025年07月15日

この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト(買取本舗七福神)では金の販売は行っておりませんので、ご理解頂けます様お願い致します。

投資商品として注目を集める金ですが、投資に際しては株式などの金融商品とは異なる注意点があります。こちらの記事では金を投資商品として見る時に、購入時そして購入後に注意するべき点を解説します。

 

1.金を購入する前に知るべき基本的な注意点

金はインフレや金融市場の混乱に強い資産として知られています。しかし購入の際は、事前に様々な注意点を理解する必要があります。まず重要なのは、金は価格変動リスクを伴う、という点です。相場は常に変動しており、購入直後に価格が下落することもあります。金は安全資産としての側面が強調されますが、株式などと同様に日々の値動きがあります。

また、購入方法により価格や手数料が異なる点にも注意が必要です。現物の金地金を購入する場合は、販売価格にスプレッド(買値と売値の差)や消費税が加わり、実際の相場より高くなる傾向があります。逆に売却時は買い取り価格が相場よりも安くなるため、一定の価格上昇がなければ利益は出ません。

更に、保管方法も事前に検討すべきです。現物を自宅で保管すれば盗難リスクがありますし、専門業者の保管サービスや貸金庫を利用するれ保管料などの費用が発生します。こうした付帯費用も含めて、総合的な判断が必要です。

最後に、金は利息や配当を生まない資産です。そのため、短期的な収益を狙う投資というよりも、長期的な資産形成を目的とした保有に向いています。

参考:金を購入するのはいつがよいか?長期的な視点が欠かせない

 

2.現物購入とETF・積立の違いによる注意点の比較

金の購入方法には、主に「現物購入」「金ETF」「純金積立」の3種類があり、それぞれに注意点があります。投資スタイルや目的に合わせて選ぶ必要があります。

まず、現物購入は金地金や金貨などを購入して自分で保有する方法です。最大のメリットは“目に見える資産”としての安心感と所有の満足感です。しかし、保管場所の確保や盗難リスク、高額なスプレッドが注意点となります。

一方、金ETF(上場投資信託)は、証券口座を通じて株式と同様に金価格に連動する金融商品(ETF)に投資する方法です。現物を持たずに金相場に連動した値動きで売却益を得られる点に魅力があるものの、信託報酬(運用手数料)が年率でかかるため、長期保有ではコストがかさむ可能性があります。また、現物の引き出しができないETFが大半であるため、実物資産としての利用はできません(純金上場信託<1540>は金の引き出し権付きのETF)。

最後に、純金積立は、毎月一定金額で金を少しずつ購入する方法です。相場変動の影響を平準化できる点が特徴ですが、購入時の手数料が割高になることがあります。また、長期保有で積立分の金額に比例する管理費が発生するケースもあるため、手数料体系の確認が欠かせません。

このように、金は購入手段によってリスクやコストが異なるため、目的に応じてどの方法を選ぶか慎重な検討が大切です。

参考:証券会社でも金ETFや積立投資で金購入が可能

参考:金の購入を金ETFで行うメリットとデメリットを解説

 

3.金の購入後に気をつけたい保管・売却・税金のポイント

金を購入した後は、適切な管理が求められ、売却時にも注意が必要です。特に現物の金を保有する場合は、安全な保管場所の確保が欠かせません。自宅で保管する場合は金庫などの用意が必要となり、盗難保険の加入も検討する価値があります。また多量の金地金を保有するなら、専門業者による有料の保管サービスや銀行の貸金庫の利用が安心です。

売却時にも注意が必要です。金は店舗やネット経由で簡単に売却できますが、業者により買取価格や手数料が大きく異なります。複数の業者の価格を比較すれば、より有利な条件での売却ができます。なお、1日の相場変動も激しい場合があるため、価格確認のタイミングにも注意が必要です。

また、金を売却して得た利益には原則税金がかかります。基本的には譲渡所得として扱われますが、長期保有(5年超)では軽減税率(1/2に軽減)が適用されるため、保有期間を意識した運用は節税にもつながります。

なお、金ETFや積立の場合でも、解約や売却時に課税対象となる点は共通しています。証券会社や販売業者から受け取る取引報告書を保管し、確定申告を行い納税することが重要です。金ETFは特定口座(源泉徴収あり)を利用すれば、証券会社側で納税が行われるため確定申告を行う必要はありません。

参考:金を売却する際の流れ 必要書類・売却益に関する注意点も

参考:金の購入時や売却時に発生する税金について

 

まとめ、注意点を押さえて安全かつ適切な金購入を行おう

金はインフレや金融危機に強い実物資産として、長期的な資産保全の手段として注目されています。しかし購入方法や保管、売却に関するリスクやコストを理解しなければ、期待した成果を得ることは難しいと言えます。

まずは自らの投資目的を明確にし、それに適した購入手段の選択が出発点です。現物の安心感や満足感を重視するのか、流動性やコスト効率を優先するのかにより選ぶ商品は変わります。特に初心者の場合は、少額から始められる純金積立や金ETFが第一歩として有効です。

長期視点でリスクを分散しながら、自らの投資ニーズに合った方法で金を活用して資産形成を目指しましょう。

また金の売却の際は分かりやすい価格設定とスピーディな手続き、買取手数料0円の買取本舗七福神にご相談ください。

執筆者 石井 僚一

金融・投資ライター。大手証券グループ投資会社を経て個人投資家・ライターに転身。株式市場や個別銘柄の財務分析、為替市場分析を得意としており、IPO関連記事、資産運用記事などを執筆、みんかぶなど複数媒体に寄稿中。また過去多数のIPOやM&Aに関与しブックライティングやインタビューも手掛けている。 ファンダメンタルズ分析に加え、個人投資家としてテクニカル分析も得意としている。 Xアカウント @writerishii

石井 僚一イラストイメージ

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