最終更新日:2021年04月06日
ゴールドのジュエリーを購入しようとしたときに、「10金」や「18金」といった文字を見たことがあるでしょう。10金・18金という文字自体は知っていたとしても、それぞれがどのように違うのかが分からない人は多くいます。
この記事では、10金と18金の違いについて、金の含有量・見た目の色・お手入れ・アレルギー・価格といったさまざまな視点から解説します。適切な保管方法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
10金(K10)と18金(K18)は、同じように思えても異なる特徴を持っています。最も大きな違いは、金の含有量です。また、金の含有量が異なることにより、見た目やお手入れ方法、価格などにも違いがあります。
ここでは、10金と18金には、どのような違いがあるのかについて、詳しく解説します。
10金や18金は、製品に含まれている金の含有量・割合を示した単位です。製品に含まれる金の含有量は、24金(K24)を約100%として、24分の1ごとの割合で定められています。したがって、
10金における金の含有量は製品全体の約42%であり、18金における金の含有量は製品全体の約75%です。
単位 | 金の含有量 |
---|---|
10金 | 約42% |
14金 | 約58% |
18金 | 約75% |
24金(純金) | 約100%(※) |
※不純物を0%にすることは困難であり、実際には99.99%以上の純度で、24金(純金)と認められる
上記のように、10金製品と18金製品は含有する金の割合が異なるため、それぞれ異なる特徴を持っています。なお、金以外の部分に含まれている成分は、銀・銅・パラジウムなどです。
10金と18金では、見た目の高級感、金が本来持つ美しさにはほとんど違いは見られません。しかし、金を含有する割合が異なることから、製品の持つ色味には変化があります。ここでは、イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドにおける10金と18金の違いについて紹介します。
●イエローゴールド
イエローゴールドの金製品では、金の含有量が多いほど金本来の黄金色が際立ちます。そのため、10金は柔らかめで優しい色味です。一方、18金は鮮明な黄金色を示します。
●ピンクゴールド
ピンクゴールドは、銅の赤味を生かした金製品です。したがって、銅の含有量が多い10金ではピンクの色合いが鮮やかとなり、銅の含有量が少ない18金ではピンクの色合いが優しくなります。
●ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは表面にロジウムコーティングが施されているため、10金と18金で色味に違いはありません。
10金と18金の製品を「お手入れ」の観点から考えると、18金のほうがややお手入れの手間がかからないといえます。18金は金以外の含有物が少ないことから、10金と比較すると変色しにくいため、お手入れの手間がかかりません。
金製品が変色する原因は、主に金以外の含有物にあります。特に、銅の含有量が多いピンクゴールドは酸化により変色しやすいため、保管に注意が必要です。金製品が変色してしまった場合には、メーカーで磨き直してもらうことで元の輝きを取り戻すことができます。
なお、「強度」という観点で考えると、18金よりも10金のほうが優れています。金は柔らかい金属であるため、その他の成分を多く含む10金は強度の面で18金より強い傾向です。ただし、どちらも日常生活で変形する心配はほとんどないため、日々の使用ではあまり心配しなくてもよい部分でしょう。
10金と18金を比較した場合、一般的に18金のほうが金属アレルギーは出にくいとされています。18金のほうがアレルギーが出にくい理由は、18金は金以外の成分の含有量が少ないためです。特に、銀や銅にアレルギーを持っている人は、より純度の高い金製品をおすすめします。
また、金以外の部分にどのような金属が含まれるのかは、メーカーにより異なります。メーカーによっては、銀や銅、パラジウム以外の成分が含まれる場合があります。特に、金属アレルギーが生じやすいニッケルを含む金製品は、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
金製品の価値・価格は、金の純度に比例します。したがって、10金と比較すると、18金のほうが価格は高くなります。
金製品にほかの金属が混ぜられる理由は、金が柔らかく変形しやすい性質を持っているためです。銀や銅などのより硬い成分を混ぜることにより、アクセサリーや指輪といった装飾品に必要な硬度を持たせています。
また、近年は金の価格が上昇しているため、18金の製品価格も上昇傾向です。金の含有量が少ない10金を利用することで、比較的リーズナブルな価格で金製品を楽しむことができます。
10金と18金は、それぞれ異なる特徴・性質を持つ金製品です。どちらか一方が秀でているというわけではなく、ジュエリーを身につける人のライフスタイルに合わせた選択をおすすめします。ここでは、具体的な例とともに、「どのような人に10金・18金のジュエリーがおすすめなのか」紹介するため、参考にしてください。
【10金のジュエリー】
【18金のジュエリー】
自分の利用スタイルに合わせて、最適なジュエリーを選択してください。
10金は空気に触れると腐食がおこり、変色する可能性があります。そのため、できるだけ空気に触れないように、密閉した空間で保管してください。水によっても腐食するため、湿度にも気をつけましょう。入浴時は一旦アクセサリーを外すことをおすすめします。
また、化粧品のクリームや汗・皮脂なども腐食の原因です。アクセサリーを使用した後は、傷がつかないように柔らかい布などで軽く拭いてから保管しましょう。
もし、変色が目立ってきた場合には、ゴールド専用のクリーナーなどで洗浄してください。専用クリーナーがない場合には、中性洗剤をお湯に溶かし、薄めた状態で優しく磨いてあげましょう。洗浄の後は、水分をしっかりと拭き取ることを忘れないことが大切です。
10金は金の純度が低いことから、「10金=チープ」というイメージを持つ人がいます。特に、金の価格が安定していた時代では18金が主流であったため、10金に割安感を感じてしまう人もいるでしょう。しかし、近年の金価格は高騰しており、10金のアクセサリーも十分に高価買取を期待できます。
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10金と18金の違いは、金が含まれている量・割合にあります。10金は全体の約42%が金であり、18金は全体の約75%が金です。10金は18金と比較すると色味が優しく、価格が安価である特徴を持っています。そのため、気軽にファッションを楽しみたい人などにおすすめです。
近年は、金の価格が高騰しており、10金・18金ともに高値での売却を期待できます。金製品の売却を検討している人は、金の買取価格を公表している買取本舗七福神で、ぜひ一度無料査定をご利用ください。