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金の保管方法を場所別・種類別に解説!

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金の保管方法を場所別・種類別に解説!
金を保管する際の注意点も

最終更新日:2021年12月24日

金は古くから資産として、あるいは宝飾品として、多くの人を魅了しています。一方で、金は希少性が高く、普遍的な価値を持っているため、盗難リスクも無視できません。また、適切な状態で保管しなければ、金の価値や美しさが失われる恐れもあります。

当記事では、場所別・種類別の金の保管方法と保管時の注意点を詳しく解説します。金を保有している、もしくは購入を検討中の人は、ぜひ当記事を参考に金を安全に保管してください。

 

1. 【自宅】金の保管方法

自宅で金を保管する際は、金庫の利用をおすすめします。下表では、金の保管に適した金庫選びのポイントを紹介します。自宅環境や目的に応じた商品を選んでください。

【金の保管に適した金庫選びのポイント】

種類 防盗性重視なら「据え置き型」、非常時に持ち出す場合は「手提げ型」など目的に応じた金庫を選ぶ
サイズ 設置場所を基準とした外寸、入れる金の大きさに対して少し余裕がある内寸の金庫を選ぶ
鍵の種類 防犯性が高い「生体認証」「磁気カード」「ダイヤル式」の鍵を選ぶ
盗難対策 防盗金庫、もしくはTSグレードの耐火金庫を選ぶ
災害対策 耐火性・防水性が高いものを選ぶ

一般的な家庭用金庫である防火金庫の価格は約2~10万円となっており、商品の数も豊富です。一方、防盗金庫の価格は約30~100万円以上と高価で、種類も少ない傾向にあります。なお、TSグレードの防火金庫は通常より破壊に強く、約10万円から購入できるため、価格を抑えて防盗性を求めたい人におすすめです。

金庫以外の場所に保管する場合は、盗難・紛失のリスクが高まります。また、保管場所によっては湿気などにより金に汚れが付着する可能性もあるため、金庫に保管する方法が最も安全です。

 

2. 【自宅以外】金の保管方法

自宅での保管に不安を感じる人は、専用機関などで金を保管する方法を検討しましょう。専用機関はセキュリティ面に優れており、安心して金を預けることができます。

ここでは、自宅以外に金を預ける保管方法3つを紹介します。保管場所ごとのメリット・デメリットについても言及するため、用途や目的に適した方法を選んでください。

 

2-1. 貸金庫

貸金庫とは、主に銀行などの金庫の一部を貸し出し、金融機関内で品物を保管するサービスです。下記の表は、貸金庫のメリット・デメリットをまとめたものです。

【貸金庫のメリット・デメリット】

メリット

・セキュリティのレベルが高い

・プライバシーが確保されている

・営業時間内であればいつでも出し入れできる

・利用する金庫の種類や大きさを選択できる

デメリット

・利用料が高い傾向にある

・死亡時は凍結される

貸金庫の最大のメリットは、防犯性に優れているという点です。金融機関の厳重な管理には、災害時の盗難対策も含まれています。

貸金庫の年間利用料の相場は、小さいサイズで約20,000円、大きいサイズで約30,000~50,000円です。店舗や支店により、貸金庫の有無や利用料が異なる場合もあるため、事前に確認しましょう。

 

2-2. 貴金属保管サービス

貴金属保管サービスとは、購入先の業者が金を保管するサービスです。下記は、貴金属保管サービスのメリット・デメリットです。

【貴金属保管サービスのメリット・デメリット】

メリット

・比較的低コストで利用できる

・自宅に持ち帰らず、購入後すぐに預けることができる

・預けた後に売りたいタイミングで売却しやすい

デメリット

・持ち込みした金や他社製の金を預ける場合、別途手数料が発生することがある

・契約期間が定められており、中途解約料が発生する場合もある

金の預託方法には、消費寄託・混蔵寄託(特定保管)の2つの方法があります。消費寄託とは、預けた金を業者が運用し、返還時に同等の価値がある金が返却される方法です。金の所有権が業者へ移るため保管料は無料であるケースが多く、コスト面では優れています。

一方、混蔵寄託とは、業者の資産とは分けて、専用金庫で金の現物を保管する方法です。業者が倒産した場合、自分の元へ金が返還されます。

混蔵寄託による貴金属保管サービスの利用料相場は、6か月で約5,000円です。そのほか、持ち込み手数料や、他社製の手数料が加算される場合もあります。

 

2-3. 純金積立

純金積立とは、毎月一定の金を購入し、長期間にわたり資産を築いていく現物投資の一種です。純金積立の取引は、各証券会社や金属メーカーが実施しています。下記は、純金積立のメリット・デメリットをまとめた表です。

【純金積立のメリット・デメリット】

メリット

・少額から金を購入できる

・金の管理が不要

・運用に成功すれば資産形成が可能

デメリット

・価格変動により、損失が出る可能性がある

・通常の投資とは異なり、利子や配当はない

・取引に手数料がかかる

・証券会社や指定の口座開設が必要

純金積立は、1,000~3,000円から購入可能です。純金積立の取引手数料は取引会社により異なり、購入金額の1.0~3.0%、もしくは1,000円につき25~30円などと設定されています。また、スプレッドや年会費についても確認しましょう。

 

3. 【種類別】金の保管方法

投資目的ではなく、コレクションや装飾品として金を所有している人も多いでしょう。金にはさまざまな種類があり、価値や輝きを保つためには、形状・種類ごとに適切な保管方法を選ぶ必要があります。

ここでは、種類別の金の特徴と保管方法を詳しく紹介します。

 

3-1. インゴット

インゴットとは、純度の高い金を精錬して鋳型に流し込んだ金の塊のことで、ゴールドバーとも呼ばれます。金のほか、銀やプラチナで作られたインゴットも存在します。

インゴットは非常に高価であるため、自宅で保管する際は必ず金庫に入れてください。重量がある据え置き型の金庫がおすすめです。また、災害時に備えて、耐火・耐水に優れた性能を持つ金庫を選ぶとよいでしょう。

なお、インゴットの売却時に売却益が発生した際に確定申告が必要となるケースもあるため、刻印の記録や購入時の領収書も一緒に保管しておきましょう。

「金のインゴットとは? 金塊の種類やブランドを徹底解説!」

 

3-2. 金貨

金貨は、主に投資目的で売買される「地金型金貨」と、コレクションとして人気が高い「収集型金貨」に分けられます。純金で作られる地金型金貨では、カナダのメイプルリーフ金貨・オーストリアのウィーン金貨などが有名です。

金貨の保管には、専用ケースや、ペーパーコインホルダーの使用が適しています。純度が低い金貨には、酸素・水・塩などに弱い金属が含まれている場合があるため、空気に触れないよう密閉し、直射日光を避けて湿度の低い場所で保管しましょう。また、汗や皮脂が付着すると酸化の進行を早めるため、金貨を扱う際には手袋を装着し、手で直接触れないようにしてください。

購入時に密閉ケースやパウチに入っている場合は、開封せずそのまま保管しましょう。

 

3-3. アクセサリー

金を使ったアクセサリーには、純金製のもの以外に、アクセサリーとして加工しやすいようにほかの金属を混ぜて作られたものも多く存在します。含まれる金属が変質することにより、黒ずみや変色が起きることがあります。また、金は柔らかい素材であるため、キズにも注意しましょう。

保管には、購入時のジュエリーボックスを使うことがおすすめです。専用ボックスがない場合や、ほかのアクセサリーと一緒に保管する場合は、アクセサリー同士が触れないよう仕切りが付いたタイプの収納ケースを使用してください。

使用後に汚れを拭き取るなどの手入れを行うほか、保管場所として、涼しく湿気のない場所を選ぶことも重要です。

 

4. 金を保管する際の注意点

金の実物を自宅で保管する際は、盗難や紛失のリスクが高まります。また、自宅以外の場合も、金の保管には管理費や手数料などが発生します。長期間にわたり金を保管する場合は、管理コストが利益を上回るケースも考えられるでしょう。

管理コストがかさむ場合は、金を売却することも1つの方法です。近年、金の相場は高値で推移しており、売り時とも言えます。ただし、相場は日々変動しているため、売却する際は金の相場を確認しましょう。

「金・プラチナ・シルバー買取価格表」

 

まとめ

金を自宅で保管する際は、金庫の使用が最も安全です。設置場所・金のサイズ・予算などを考慮して適切な金庫を選びましょう。自宅以外では、貸金庫・貴金属保管サービス・純金積立などで金を管理することができます。また、金の種類・形状ごとに適した方法で保管することも大切です。

なお、盗難や紛失が心配で、管理コストがかさむ場合は、売却を検討することも一つの手です。金を売却する際は、豊富な買取実績を持つ「買取本舗七福神」がおすすめです。無料査定を実施しているため、まずはお気軽にお持ち込みください。

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