
最終更新日:2025年05月23日
この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト(買取本舗七福神)では金の販売は行っておりませんので、ご理解頂けます様お願い致します。
金と耳にすると、金の延べ棒をイメージされる方も多いのではないでしょうか。こちらの記事では金の延べ棒について、投資対象として見る際に知っておきたい基本的な事項を解説します。
金の延べ棒とは、純度99.99%の金を一定の重量に鋳造した金塊を指します。金地金とも呼ばれ、1g、5g、10g、100g、1kgなど、さまざまなサイズで販売されています。投資目的で購入されることが多く、特に1kgや100gサイズの流通量が多いです。
金の延べ棒は国際的に通用する資産です。そのため、インフレ対策や資産の分散先として人気が高く、特に経済不安などの発生時に、価値を保ちやすい特徴があります。
また、金の延べ棒には各製造業者のロゴやシリアルナンバーなどが刻印されており、信頼性が担保されています。日本国内では、田中貴金属・徳力本店・三菱マテリアルなどの、貴金属業者が認定した金の延べ棒が広く流通しています。
金の延べ棒は、保有しても利息や配当は得られません。しかし、長期的な資産保全を目的に投資先として活用されており、現物資産の所有が金融市場の変動リスクや紙幣価値の下落に対するヘッジ手段となります。
金の延べ棒の購入は、信頼性の高い貴金属業者などを通じて行うのが一般的です。代表的な販売先としては、田中貴金属工業、徳力本店などがあります。これらの業者は純度99.99%の高品質な金延べ棒を取り扱っており、信頼性の高い製品を提供しています。
金の延べ棒の購入方法は大きく分けると、店頭購入、オンライン購入、積立購入の3種類があります。店頭購入では、購入した金の延べ棒を店舗で受け取ることができるため、現物資産として手元に保管したい方に向いています。
次にオンライン購入では、各貴金属業者の公式サイトなどから購入可能です。オンライン購入の利点は、価格比較が容易であり、リアルタイムの相場価格に基づいて取引できる点です。
更に積立購入では、月々の積立金額を設定し、少額からコツコツと金に購入ができます。積立購入した金は累積されたグラム数で管理され、一定量に達すると金の延べ棒として引き出し可能です。少額で始め長期的な資産形成を目指す方に適した方法です。
金の延べ棒を購入する際には複数の注意点があります。まず購入価格と手数料の確認が必要です。金の延べ棒の価格は、日々の金相場に基づいて決定されますが、販売業者ごとに設定されるスプレッド(売買差)や手数料が異なるため、購入前に確認する必要があります。1gなど少額の場合は割高になる傾向にあるため、複数の業者の比較が欠かせません。
次に保管リスクにも注意が必要です。金の延べ棒は現物資産であるため、自宅で保管する場合は盗難や紛失のリスクがあります。防犯対策として金庫の設置や、貴金属専門の保管サービスの利用が推奨されます。
また、流動性の確認も欠かせません。金の延べ棒を現物として保有の場合、売却時に取引相手が限定されることがあります。特に大型の金の延べ棒(1kg以上)は需要が少なく、小口サイズ(100gや50g)のほうが換金しやすい傾向にあります。購入時には売却先や買取価格を事前に確認して、売却時の想定も必要です。
更に税務面の考慮も重要です。金延べ棒の売却で得た利益は、譲渡所得として課税対象です。なお、5年以上の長期保有であれば税率が軽減される制度もあります。
金の延べ棒は、世界中で通用する現物資産であり、インフレ対策や資産防衛の手段として長期的な保有に適した投資商品となります。金相場の動向や為替の変動に影響を受けるものの、紙幣価値の下落や金融市場の不安定要因から資産を守る手段として活用されており、有効な資産の分散先です。
ただし金の延べ棒の保有に際しては、保管先、売却時の想定、売却で利益が出た場合の税金などについて、事前の把握や検討が必要です。金の延べ棒は手元にあると満足感が得られますが、保有するリスクにも充分な注意が必要と言えるでしょう。
また金の売却の際は分かりやすい価格設定とスピーディな手続き、買取手数料0円の買取本舗七福神にご相談ください。
金融・投資ライター。大手証券グループ投資会社を経て個人投資家・ライターに転身。株式市場や個別銘柄の財務分析、為替市場分析を得意としており、IPO関連記事、資産運用記事などを執筆、みんかぶなど複数媒体に寄稿中。また過去多数のIPOやM&Aに関与しブックライティングやインタビューも手掛けている。 ファンダメンタルズ分析に加え、個人投資家としてテクニカル分析も得意としている。 Xアカウント @writerishii
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